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フランスの小学生風に「文字と音」を学ぶ!(2ページ目)

フランスの小学1年生の基本となる勉強は、やはり「読み」、「書き」。彼らに負けないように、今回はフランス語の「綴り字と音」の勉強をしてみましょう。

越智 三起子

執筆者:越智 三起子

フランス語ガイド


文字と音の関係ってそんなに複雑なの?

フランスの小学生たちが地道に学ぶフランス語の文字と音の関係。そこまで重要さをアピールされると、どれくらい難しいかが気になりますよね。単純に覚えないといけない数から言うと結構あると言えると思います。

ただ、一方で一度覚えてしまえば、読み方にほとんど例外がないというのもフランス語。フランス語学習の開始時に覚えておくと、今後の勉強がぐんと楽になるのも事実です。意味はわからなくても音読なら、まさに、スイスイ読めるようになります。

そう、忘れてはなりません。難易度は子供の学習レベル。焦らず、少しずつ覚えていきましょう。では、またまた語呂合わせでチャレンジです。

「うどん」を「おうどん」と読むなかれ!

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テニスを練習するフランスの小学生。スポーツも語学も基本が大切!
今時、庶民の味「うどん」のことを「おうどん」とご丁寧に呼ばれる方はあまりおみかけいたしませんよね。フランス語でも同じく、「おうどん」(oudon)(という単語があったらという話ですが)、oudonという表記は必ず「うどん」と発音されます。

とここまで書けば、もうおわかりでしょう。OUという綴り字はカタカナで言えば「ウ」と発音されるわけです。つまり、mouton (羊)は「ムトン」、soupe (スープ)は「スプ」という風に読まれます。いかがですか?

若者言葉で「愛」を語ろう!

「愛」という言葉をローマ字でかくとAI。このAIという綴り字は前のページでもお話したように「エ」と読まれます。まずは、日本語で練習です。「うるさい」(urusai)をフランス語風に読むとどうなりますか?答えは「うるセー!」
それでは「くさい」(kusai)はいかがでしょう?そう「くセー!」ですね。ということで、フランス語の単語maison(家)は「メゾン」となるわけです。「マイソン」ではないので気をつけてくださいね。

なんだか下品なようにも感じますが、乱れゆく若者言葉を嘆いてばかりいてもしかたありません。さっさとフランス語学習に結び付けてしまいましょう。

「おい!」と呼ばれ、振り向いたのに「ワー!」なんて。

最後は、かなりこじつけの俳句風でいきます。字余りですみません。察しのいい方はもうお分かりでしょう。そう、OIという綴り字は「ワ」と読むのですね。ということで、croissant(クロワッサン)を決して「クロイサント」などと読んではなりません。フランス語の最後の子音字は発音しないものがほとんど。OIを「ワ」と発音することに注意すれば、後はローマ字読みでたいていは大丈夫でしょう。
 
と、また邪道な覚え方に走ってしまいましたが、お勉強というのは基本的に楽しいもの。今回は、ほんのさわりだけご紹介いたしましたが、覚えなければならないフランス語の文字と音との関係はこれ以外にもたくさんあります。みなさんも、楽しみながら、いろいろこじつけてどんどんフランス語の障害を乗り越えていきましょう。

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