Rodinの生涯から学ぼう!芸術フランス語:彫刻編
CGで創られた近未来風「考える人」 |
Rodinといっしょにクイズにチャレンジ!入門編
Q1. Rodinが10歳のときにはじめたdessiner(デシネ)とは、いったい何をすることでしょう?a. 水彩画 b.デッサン c.版画
最初の問題ですので、簡単にいきましょう。正解はbのデッサンです。音で想像がつきますよね。フランス語でデッサンを意味する単語はdessin(デッサン)。まあ、フランス語が日本語になっているというのが正しいのですが、そのdessinという単語にerをくっつけることで動詞dessinerの完成です。発音は「デシネ」。単語の語尾がerで終わっているときは、動詞だなという感覚を身に付けて下さい。「第一群規則動詞」というフランス語で最も一般的なのがこの動詞の形ですaの水彩画はフランス語でaquarelle(アクワレル)、bの版画はgravure(グラヴュール)です。
Q2.学校卒業後のRodinは、最初にどんな職人のところで働いていたでしょう?
a.装飾家 b.大工 c.建築家
どれもあてはまりそうな気がしますが、正解はaの装飾家(ornemaniste/オルヌマニスト)です。クリスマスなどの飾り付けを英語で「オーナメント」と呼ぶのは良く耳にしますよね。bの大工はcharpentier(シャルパンティエ)。英語のカーペンター(carpenter)と似ていますが、発音がかなり違いますので気をつけてください。最初がchで始まるので「カ」ではなく「シャ」という音になります。cの大工は、architecte(アルシテクト)で、この単語も英語のarchitectとほぼ同じです。ただし、最後にeがつきますので気をつけてください。
ちょっと難しいクイズにチャレンジ!マニアック編
パリでは至る所で彫刻を目にすることができる |
a. Bourgeois de Calais(カレーの市民) b. Age d'airain (青銅時代) c.Penseur(考える人)
正解は、日本ではあまり聞かれることのないbの「青銅時代」という等身大の男性像です。最初は疑いの目で迎えられたこの作品も、3年後にはフランス政府に買い取られ、以後Rodinの名声は不動のものとなります。
Q4.Rodinが愛した女性、映画でもお馴染みのCamille Claudel (カミーユ クロデル)。この女性の職業は何でしょう?
a. actrice (アクトリス/女優) b.danseuse (ダンスーズ/踊り子) c.sculpteur (スキュルトゥール/彫刻家)
Rodinとの悲恋を、フランスの人気女優 Isabelle Adjani(イザベル・アジャーニ)演じる映画「Camille Claudel」で御覧になった方には簡単な問題ですね。フランス文学を勉強されている方は、作家Paul Claudelの妹と言った方がわかりやすいかもしれません。正解はcのsculpteurです。動詞sculpter(スキュルテ/彫る)、名詞la sculpture(ラ スキュルチュール/彫刻)もあわせて覚えておきましょう。どの単語も綴りの中に「p」がありますが、この「p」は発音しませんので、ご注意を!
Q5.1889年パリ万博の年に、Rodinと共に展覧会(exposition/エクスポジシオン)を行い、それをきっかけとして有名になった印象派(impressionniste/アンプレショニスト)の画家の名前は?
a. Pierre-Auguste Renoir(ルノワール) b.Paul Cézanne (セザンヌ) c.Claude Monet (モネ)
ヒントは11月生まれの画家です。そう、正解はcのClaude Monetです。前のページから読み進めてくださった方ならすぐわかりますよね。RodinとMonetという1840年11月生まれのこのお二人。実はこんなところで、運命の糸でつながっていたのですね。
【引用サイト】
『Le musée amusant de France 5』
【参考サイト】
『Musée Rodin』(Rodinに関する知識をはかれるクイズのページもあります。)