信楽焼(滋賀県)
信楽焼は8世紀の天平時代、聖武天皇が紫香楽宮(しがらきのみや)を造るにあたって、瓦を焼いたのが始まりといわれています。鎌倉時代には水がめが作られ、室町・安土桃山時代には茶道具の生産が盛んとなりました。江戸時代には登り窯によって、茶壷をはじめ、いろいろな生活雑器が作られました。
今回の画像は、ワインや日本酒、焼酎にも合いそうな温かみのある手にやさしいカップです。
わが国で古くから焼き物が焼かれてきた六古窯(備前、越前、信楽、常滑、丹波、瀬戸)の土ものを中心に和食器の奥深い味わいをご紹介します。それぞれの特長を知ることで、コーディネートの世界が広がります。