時短生活/時短生活関連情報

家事で「できる脳」を作れ!

たかが、家事。でもそんな毎日の家事のひとつひとつの中で、仕事や人生を大きく飛躍させる「できる脳」を作ることができるのです。暮らしの小さなエクササイズの思いがけない効果についてのお話です。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

4回にわたり、「片付け脳」を作るためのステップをお届けしてきました。この中でご紹介してきた「脳に無理をさせない片付けドリル」「片付け脳養成ギブス」は、片づけが苦手な人のための、片付け脳を育てるための小さなエクササイズです。
さて、ではどうしてこうした小さなエクササイズを続けるとよいのでしょう? 最終回の今回は、片付けに限らず、暮らしの中で小さな達成感を生むエクササイズを重ねることの意味の、その思いがけない効果についてお話していきましょう。
たかが、家事。でも、そんな毎日の家事のひとつひとつの中で、仕事や人生を大きく飛躍させる「できる脳」を作ることができるのです。

・・・INDEX・・・■ 人の脳の性質を知る■ 小さな「できた」が「できる脳」を作ります

人の脳の性質を知る

大きな目標より、小さな課題の積み重ねが人の脳を伸ばします
大きな目標より、小さな課題の積み重ねが人の脳を伸ばします
人はみな、仕事だけでなく暮らしや人生にも課題や目標を設定しがちです。自分たちの暮らしをよりよくするために、「片付けよう」「よりよく暮らそう」といった目標を立てるのはよいことですが、私たちはそこでつい、自分の能力を上回る課題を複数自らに課してしまいがち。がんばろうと思うのはよいことですが、オーバーサイズの向上心は、「やってみたけど、やっぱりできなかった」という結果を招きやすいのも確かです。

人の脳には、こんな性質があるのだそうです。

1、課題が達成されたときに「できた」という満足感を得る
2、このとき、脳内からドーパミンが放出される
3、ドーパミンは、満足感とやる気を引き出し、自信を生む
4、この繰り返しで、能力が開発されていく


「できた」という達成感は小さなものでかまわないのだそうです。ドーパミンの放出は大きな課題の達成時も、小さな課題の達成時もさほど量に差はないのだとか。
つまり、大きな課題をひとつ設定して、1年も2年もその達成のために努力を重ねるのもいいけれど、小さなすぐできる課題を日々こなして「できた」感を蓄積することにも、大きな意味があるということ。

こうした脳の性質を上手に使うと、暮らしの中で「できる脳」を鍛えていくことができます。それには、脳のもうひとつの性質をよく知ることも大切です。

次のページで、くわしくお話していきます。

→次のページへ
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます