ごはん早炊き選手権　第１レース(2ページ目)

共働きに一番オススメなのは鍋炊飯！？

さて、前頁でご紹介した「圧力鍋でごはんを炊く」という共働き家庭ならではの早業。とってもオススメなのですが、圧力鍋は場所を取る上、圧力をかけて調理をするという特徴があるため、少々扱いに手間がかかります。とにかく早く炊けるので慣れれば簡単ですが、留守番の子どもに炊飯を依頼するのはちょっと危ないのも確か。
ガイドは、こうした理由から子どもが３歳までは圧力鍋炊飯を。以降、子どもに炊飯を任せたいと考えるようになってからは炊飯器の早炊きでごはんを炊いてきました。やはり、炊飯器でスイッチひとつで済むほうが、子どもには安全で扱いやすい。子どもに炊飯を任せる方法については、また改めてくわしくご紹介していきますね。

鍋で炊くという贅沢を実現してくれた「自動炊飯ボタン」は、共働き家庭の救世主かも！？

さて、そんなわが家で最近炊飯のメインを担っているのが、炊飯器にとって代っての、東京ガスの「ピピッとコンロ」による「自動炊飯ボタン」です。
２年前にキッチンのリフォームをした際、導入したピピッとコンロ。温度センサーによる消し忘れ防止機能などのほかに、揚げ物の油の温度を自動調節してくれる機能や、魚焼きグリルの自動調理など、便利な機能がいっぱい。中でも「自動炊飯機能」。これが本当に使えるのです！

保温機能をさほど使わない共働き家庭なら、鍋炊飯に変えてみるのも、キッチンが広々して目からうろこです！

わが家では、大好きなル・クルーゼのお鍋でごはんを炊いています。無洗米と適量の水をお鍋に入れたら、蓋をしてコンロに載せ、ただ「炊飯ボタン」を押すだけ。これだけで、コンロが勝手に火と時間の調節をして、約２０分で失敗なくごはんを炊き上げてくれるのです。その後１０分ほどの蒸らし時間が必要ですが、わが家では炊き上がったらそのままテーブルへ運んでしまい、配膳などをしている間を蒸らし時間にしています。素敵なお鍋なら、それだけで立派な食卓の風景になります。お茶碗によそうのは、家族がそれぞれ各自テーブルで。配膳の手間もはぶけて一石二鳥なのです。

炊いたごはんはそのまま食卓へ。炊飯時間も２０分と秀逸！

お米は直火で炊くとうまい！　と耳にしてはいましたが、やはり火加減と時間を調節しながら炊くのは、経験と勘が必要です。何より、あわただしく帰宅した直後の炊飯。細かくタイマーを持って火のそばについている余裕はありません。「炊飯ボタン」を押すだけで上手にごはんを炊き上げるガスコンロの存在は、働くお母さんの強い味方ともいえそうです。
また、炊飯器の保温機能をさほど使わない家庭にとっては、炊飯器を思い切ってリストラすることでキッチンが広々したという人も。試してみる価値はありそうですね。

ＩＨ調理器にも炊飯ボタンがありますよ！　こちらはふきこぼれのお掃除が断然楽チンです。

ガスコンロだけでなく、最近人気のＩＨ調理器にも炊飯ボタンがあります。たとえばこちらの日立の新製品「サイレント・ケムレス」の機種にも炊飯ボタンが。ただし、ガスと違ってこちらは４０分ほどの時間がかかります。これは炊飯器の通常モードでごはんを炊くのとあまり変わらないタイム。
ＩＨ調理器での炊飯は、「早炊き選手権」のタイム争いでは上位争いには食い込めませんが、大きな利点もあります。何よりも、ふきこぼれのお掃除が楽なのです。ガスコンロでの炊飯は早いですが、やはり多少のふきこぼれのお掃除が発生します。お米のねばつきのある水分は、こまめなお掃除をしないと焦げ付きの原因にも。
気に入ったお鍋で炊飯をして、そのまま食卓に並べる。ＩＨ調理器で炊飯をするメリットはおおいにありそうですよね。

さて、いかがでしたか。圧力鍋ｖｓ自動炊飯ボタンにより「ごはん早炊き選手権　第一レース」。次回は、早炊きに適した炊飯器と、以外にあなどれない電子レンジでの炊飯対決です。最後に、今回の圧力鍋と自動炊飯ボタンを含めて、それぞれのメリットや所要時間のデータもまとめる予定です。
お楽しみに！

＜ガイド記事＞
～タイマー炊飯に夏場はご注意！
真夏のタイマー炊飯で雑菌が繁殖する！？

＜参考サイト＞
～東京ガス　ピピッとコンロのサイト
東京ガス

～日立ＩＨ調理器　サイレントケムレスのサイト
日立

～　さまざまな炊飯方法をとっても丁寧に解説してくれている個人のＨＰ。おもしろい！
ガスコンロでメシを炊く

～圧力鍋にはこんなに種類がありますよ！
楽天市場で手に入る圧力鍋のリストはこちら