ということで、今回は2回連続で「ごはん早炊き選手権」特集をお送りします。おいしく炊くための薀蓄はあれこれ出回っていますが、とにかく「早く」炊くためのノウハウはあまり目にしないもの。共働き家庭ならではの「早炊き」選手権。まずは1回目をお送りしましょう!
・・・INDEX・・・■ ワーキングマザーの間で話題の「圧力鍋炊飯」■ 共働きに一番オススメなのは鍋炊飯!?
ワーキングマザーの間で話題の「圧力鍋炊飯」
目からうろこの圧力鍋炊飯なら、火にかけているのはたった5分! |
「家に戻ってから一番早くごはんが炊けるのは圧力鍋だと思うの。火にかけている時間はたったの5分なのよ。おかずをデパ地下で買ってきたとか、下ごしらえして焼くだけでいいおかずが冷蔵庫にある時なら、帰宅して20分後には炊きたてごはんで夕食がかこめちゃう。炊飯器を使うより確実に早くおいしいから、一度試すとやめられないの」。
私よりもずっと忙しい職場環境で働いている彼女のオススメには、説得力がありました。当時、さっそく炊飯を圧力鍋に切り替えてしまったわが家。圧力鍋での炊飯は簡単で失敗が少ないのも魅力です。
お米を計って分量の水(またはお湯)とともにお鍋に入れます。 |
たとえば200ccのカップで1杯のお米なら、水は230cc前後。これはお好みで。本来なら20分ほど浸水させるのが理想的ですが、この時間が取れない場合、ポットに温かいお湯が残っているようだったら、水のかわりにお湯を使ってみるのも手。浸水効果が高まり、短時間での炊飯が可能になります。
炊きあがりはもちもちと腰のあるおいしさです。 |
5分のタイマーが鳴ったら、火を止めます。圧力鍋の内圧が下がって蓋が開けられるようになるまで、そのまま放置。圧力鍋で炊いたごはんは、炊飯器などで炊くよりももっちりと腰がある仕上がりになります。おこげができることも。好みが分かれるところですが、短時間でもおいしく炊ける強みは捨てがたいもの。水加減、火加減、時間のさじ加減は、圧力鍋のサイズやガスコンロの火力、お米の種類などでも多少の差が出てきます。何度かトライして、わが家にぴったりのころあいをみつけてくださいね。
次のページでは、スイッチひとつで自動でごはんが炊けてしまうガスコンロやIH調理器を使っての炊飯方法をご紹介していきましょう。