時短生活/掃除を時短するコツ

カンタン2ステップで油汚れをノックアウト(2ページ目)

しのぎやすくなっても、まだ暑さが残るこの季節。キッチンの油汚れはゆるんで落としやすくなっています! 今がチャンス。固形石けんとお酢というカンタン素材で、週末にさっぱりおそうじしちゃいましょ。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

固形石けんと酢。これだけでOKです

ガス台そうじ
たったこれだけで、びっくりするほど汚れは落ちるんです
■ 固形石けんで油汚れを落とします
まず、使い捨てできるぼろ布を濡らして、固形石けんを塗りつけます。これで脂汚れをふき取っていってみてください。固形石けんって実はえらい! と思うはずです。表面の油汚れは、これでたいてい落とすことができます。ガス台まわりのタイルの壁、戸棚、家電製品についた油汚れも、石けんのアルカリ性と界面活性効果でゆるんで取れてきます。

ガス台そうじ2
アクリル毛糸のぽんぽんたわしと古歯ブラシも使って
■ 応用編:ガンコな汚れにはこの道具
こびりついて取れにくくなっている汚れ、焦げ付きと一緒になっている汚れは、しばらく濡れたボロ布でシップをするか、お湯を少量かけてふやかしておきます。その後、重曹があれば適量振りかけてクレンザー代わりにして、同様に石けんをこすりつけたボロ布でこすってみてください。
また、100円ショップなどでアクリル毛糸が手に入れば、写真のようにポンポンを作る要領で丸めたたわしを作り、これを軽く濡らして使ってみると、おもしろいほど汚れが落ちます。100円で何個も作れるので、汚れたら惜しげなくポイ。隅にたまった汚れは、古歯ブラシに石けんや重曹をこすり付けて使ってみましょう。

こうした石けんでの油汚れそうじを日常的にやってみたいな、と思う人は、固形石けんを大根おろし機で細かくしたり、フードプロセッサで粉砕するなどして、お湯とまぜて「とろとろ石けん」を作ってみるという手も。洗濯用に粉石けん(合成洗剤ではなく、成分に”石けん”と書いてあるもの)を使っている人は、この粉石けんをお湯でとろとろに溶いて使ってもOKです。


■ 仕上げは酢で拭きあげます
酢水
お酢は石けんを中和します
石けんで油汚れを落としたら、酢水を使って拭きあげ、仕上げをしていきます。石けんと重曹はアルカリ成分です。石けんには油汚れを分解する界面活性効果がありますが、これはぬめりを残します。酸性である酢を使って拭くことにより、このぬめりが中和され、さらっと処理しやすくなるのです。これは、水洗いができない家電製品や、レンジフード、棚などのそうじにも向いています。

お酢1に水5ぐらいの割合でボウルに入れ、新しいボロ布を浸して絞ります。これで石けんでそうじした部分を拭いていきます。ぬめりがすぐに取れるので、二度拭き程度できれいにすっきり。おそうじはこれでおしまいです。
注:気になる人は、最後に水で仕上げ拭きをしてください。酸が残ることで変質する素材に関しては、十分注意してくださいね。
お酢はなんでも使えますが、すし酢など砂糖が多く入っているものは避けたほうが無難。最後にべたついてしまいます。酢ではなく、クエン酸やレモン汁でもOK。


石けんやお酢は、エコの視点からも推奨されることが多いものですが、私は「家にいつもあって、気軽に使えてカンタン」なので、活用しています。共働きの週末、ちょっと空いた時間に思いついておそうじするのにぴったりなのです。今の季節なら、こんなカンタン素材でガス台まわりはすっきり。今度の週末に、ぜひ試してみてくださいね!

<関連リンク>
節約・やりくりガイドさんが伝授! アクリルたわしの作り方
ガイドのエコライフリンク集
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