■世界に誇る日本の「ものづくり」「伝統」に近づくための資格、検定
日本の「ものづくり」「伝統」に近づくための資格、検定には建築士をはじめ、伝統工芸士などがありますが、その技術や文化といった試験では計り知れない要素が大きいため、経験年数や実技などが問われます。建築会社、事務所、製造現場などでまずは経験を積むことからスタートすることが必要です。そこで、広い分野で通用する知識を身につけたい場合は「色」に関する資格や検定にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。日本の伝統色や文化、背景なども学ぶことができ、現代の産業における色の役目などが理解することができます。
★建築に携わるための国家資格、建築士
建築士には、一級建築士、二級建築士及び木造建築士の三つの資格があります。一級・二級建築士の主な仕事は、建築物の設計と工事監理。一級と二級は建物の規模と構造の差で区別されています。学歴など一定の受験資格がありますが、建築に関する学歴がなくても、建築関連の業務に携わり実務経験を積むことで、二級建築士の受験資格を得ることができます。
<資格試験DATA>
※二級建築士の場合
受験資格:実務経験年数は学歴によって異なる。
試験時期:学科試験は7月上旬、設計製図試験は9月中旬
主催団体:(財)建築技術教育普及センター
★「匠」をめざす~伝統工芸士
経済産業大臣指定の伝統的工芸品の製造に従事されている技術者のなかから、和紙、織物、染色品、漆器、木工品など各々の部門で高度の技術・技法を保持する人が「伝統工芸士」として認定されます。平成18年2月現在、4,592名が認定されています。
<資格試験DATA>
試験:知識試験と実技試験
受験資格:経済産業大臣指定伝統的工芸品の製造に現在も直接従事し、試験実施年度の4月1日現在12年以上の実務経験年数(専門養成機関での取得期間も含む)を有し、原則として産地内に居住していること
主催団体:(財)伝統的工芸品産業振興協会
★デザインなどの基礎知識を身につける~色に関する検定
デザインやアートに携わる人はもちろん、美容、ファッション、商品開発、店舗運営、Web制作や広告に携わる人にも関心が高まっている色の知識。カラーに関する資格には、色彩検定(R)、カラーコーディネーター検定(R)のほか、最近では個人の魅力を引き出すパーソナルカラー検定(R)も注目されています。
<資格試験DATA>
※色彩検定(R)の場合
受験資格: 制限なし。何級からでも受験可能。
試験内容: 色彩文化について、色彩効果と配色技法、ファションと流行色など。
試験日:夏期(6月)、冬期(11月)の年2回※1級検定試験は冬期のみ。
主催団体:(社)全国服飾教育者連合会(A・F・T)
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