-ご家族は、お仕事することをどのように思っていますか?
いよいよ税理士事務所に勤務する前日に、主人にいきなり怒鳴られたのは、
「勤めに出るからって、家の中、グチャグチャにしていたら承知せーへんからな!」という言葉(笑)。友人達からは、「きっと働く事に理解がないんだよ」と言われましたが、当時は、私も意地になり、毎日床をピカピカに磨き上げました!最近は、何も言わなくなりましたし、家にこもっているより、見聞が広がるから良いと思っているようです。よく賃金や解雇処理の質問も受けますよ。

-独立し個人事務所を開設するメリット、デメリットについて教えてください。また、仕事上で不快に思ったことはありますか?
メリットは、人間関係のストレスがないこと、自分のペースで業務量の調整ができること、ですね。デメリットは、仕事をしなければ収入が得られず、プー太郎状態になってしまうこと、OLよりは、良い意味でも悪い意味でも、収入に変動があり不安定なこと、です。
もちろん、仕事をしていく上で、よいことも悪いこともあります。好きな仕事ですから、やりがいもあります。ただ、とても不快に思ったことは、難癖をつけられ、報酬を踏み倒された経験も少なからずあること、ですね。

-両資格ともに業務範囲は幅広く、いろいろと手がけていると思いますが、特に得意分野、専門分野があれば教えてください。
社労士は、給与計算を含む顧問業務の中、特に傷病手当金の申請、それに付随する形で、障害認定、障害年金の申請、解雇処理を主にしています。傷病手当金の申請は、即座に認定を受けられない案件を、粘り強くやり取りし、受給できる道を模索し結果を出します。行政書士では、指定訪問介護事業者申請、相続相談業務、法人設立・建設業許可関連の仕事が主です。

-今までの仕事の中で印象深い仕事を教えてください。ハプニングでも結構です。
ある会社の「雇われ社長」さんから、3月に「うちの会社の改革に力を貸してくれ」と言われ、「では、4月から」という契約で、会社に行きました。すると、その社長さんが健康診断の結果、肺癌の末期で入院された事が発覚!私は、呆然としました。元社長の会長が代行することになりましたが、「俺のやり方にケチをつけるべく社長が依頼した人間」と色眼鏡で見られ、しばらくは、腹の探り合いの日々が続きました。最後には打ち解けましたが、残念ながら、社長さんは一度も社内でお会いする事なく他界されました。一番印象深い出来事です。

-プライベートでも役立ちますか?また今後役立つと思いますか?
社労士の知識は、お勤めの方にとっては「自分を守る」という点でタメになると思います。将来的には年金に関することなど、自分のために知るべき知識を学ぶことができます。
年次有給休暇の有無や、解雇やリストラを行われるには、どういう手順を踏んだ上に行わなければならないのか?を知っていれば、ただ受身的に過ごすよりも、聞き返す事もできます。また、両資格ともに、起業を考えている方には、役立つ知識であることはもとより、資格そのものが役立ちます。もっとも、開業して即、大先生にはなれるわけではありません。開業してからが、また一からのスタートです。

-女性にとって、それぞれの資格はどのように活かすことができると考えますか?
会社の従業員と一番多く接して悩んでいるのは、社長よりも、その奥さんである事が多いので、女性の社労士は、より相談しやすいと思って頂ける事も多くあります。また、仕事だけではなく、プライベートな相談もうけ、大いに盛り上がる事も、しばしばです。行政書士も同様、特に、こちらの資格は、男性の行政書士に比べ人数が格段に少ないので、女性を探して相続の相談をされたり、女性で起業をお考えの方から指名される事もあります。

-これから資格取得を目指す人にメッセージをいただけますか。
女性が組織に勤め続けることは、本人にその気があっても、人生の節目で変更せざるを得ない、又お子さんが病弱で入退院を繰り返す場合などの場合は、退職も避けられない事も多々あります。その時に、資格があれば何もないよりは、しかるべき時に慌てる事なく仕事を見つけたり、自分をアピールする事が可能となります。開業も可能です。また、両資格とも、「人生経験」が豊かであればあるほど、仕事に幅がでますので、ぜひ「心の支え」として、取得できるよう頑張って下さい。

-「これから」の目標を教えてください。
月並みですが、新規顧問先の拡大、ニーズの高い専門業務を、その都度身につけること、女性リーダーにふさわしいコーチングスキルを習得することです。
   
-最後に余談ですが、今、ハマッていることがありますか?
アクアビクスと、モータウンサウンドの生演奏をしているライブハウス通いに触発され、R&BのCDを買い集め、元々好きでしたが、よりハマっています(爆)。LAから呼び寄せたバンドの演奏は、完成度が高いので、月1回通うことを楽しみに仕事をしています。

仕事と家庭、育児との両立のみならず、自分の時間も大切に充実した毎日を送る峯垣さん。夢を実現したのは、チャンスを逃さない判断力と日々パワフルに時間をこなす行動力の結果と思います。
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