何かと不安定な社会だからこそ、今の家計状況をきっちり把握し、自分や家族の将来のためにも「お金」に関する知識を身につけたい(photo 第35回社会保険労務士試験会場風景) |
いま、私たちが最も知りたいこと。年金、税金、住宅・教育資金、そして目的に応じた有利な金融商品・・・。そんな私たちの生活に関するお金の知識を身につけることができ、かつ家計の専門家として活躍できる資格、
●ファイナンシャル・プランナー
●社会保険労務士
についてご紹介します。
家計に詳しくなる、家計のプロになる
●ファイナンシャル・プランナー一般的にFPとよばれるこの資格は、テレビ、雑誌等のメディアで活躍する人も多く、ご存知の方も多い資格です。個人にまつわるお金の専門家で、不動産や税金、相続、金融商品など幅広い知識が求められるため、試験範囲も広範囲にわたります。しかしながら、自分のライフプランを考えたとき、どれも知っておきたいことばかりです。
2003年4月に国家資格としてFP技能士が誕生し、以前の民間資格AFP、CFPと2本立てとなっています。この2つの種類は全く別のものではなく、相互に乗り入れる形となっていて受検者にとっては複雑でわかりにくい仕組みになっています。FPガイド(FP資格とは?)を参照するとわかりやすい解説があるので、受検を考えたら、まず目を通しておきましょう。
一般的にFP資格として金融機関や不動産会社、コンサルティング会社などへの就職、転職にも有利なのは、2級FP技能士、もしくはAFP以上。この両資格には、一定の受験資格があります。経験がある、またはある程度の知識があるなら、AFP資格にチャレンジしたい。AFP資格は所定の講座を修了することが条件。なお、2級FP技能士は、3級FP技能士もしくはAFP資格または2年以上の実務経験が必要です。
まずは受験資格がない3級FP技能士にチャレンジしてみるとよいですね。受験手数料も学科3,000円、実技3,000円と良心的。年に数回試験が実施されるのでチャンスも多く、経験のない学生や主婦の取得者も増えているようです。
最近では、学校や親子向けのイベントで講師として金銭教育に携わることも増えているようです。