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フードコーディネーター:キッカケは介護食(2ページ目)

「資格で輝く女性」vol.2は、2000年にフードコーディネーター試験に合格、2001年に調理師免許を取得した吉村静さん(32歳)にお話を伺うとともに、「ひなまつり料理」を提案してもらいました。

執筆者:All About 編集部

TVの料理番組やCMなどで登場する「料理の見せ方・作り方」にもともと興味を持っていた、という吉村さん。転職の過程にみつけた天職「フードコーディネーター」。そのキッカケや仕事として成り立つまで、そしてこれから、についてお話をお伺いしました。

-「食」の道へ進む前の仕事や環境について教えてください。
映像関連会社に勤めていましたが、体調を崩し、退職して1年間の休養を取りました。「このままでいいのかな」と不安を抱え、まずは生活の安定のためにと専門職につきました。そして、半年たった頃、また「このままでいいのかな」と。もともと好きだった「食」や「料理」といった分野に進みたいなあ、という気持ちはありましたが、実際、生活が安定してくると、このままでもいい、という現状に甘んじていたときでした。

-「食」に関する仕事にしたい、と思った直接のキッカケは何だったのでしょうか?
祖母の介護食なんです。介護施設で出される食事は、いわゆる「病院食」。余生、限られた環境の中で食事がつまらないというのは、なんて淋しいことなんだろう、と思いました。そして「病院食」や「介護食」を改善したい、それができる仕事につけたら、と思いました。

-それで「食」の道へ?
もともと料理は好きで人一倍興味がありました。ただ、お金を出すものではない、母に習えばいいと思っていました。けれど、だめですね。実際には、難しいものです。仕事が忙しいから、とか甘えが出てしまって。それに調理のことを知らないまま食の現場には立ちたくないな、と思い、思い切ってスクールに通うことにしました。

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