「布ぞうり」の作り方とは? 手作りで有効活用!
素足に気持ちいい布ぞうり |
大好き! 布ぞうり
畳が一枚もないガイド家。なのに、だーれもスリッパを履きません。唯一ガイドだけが、この「布ぞうり」を愛用しています。布ぞうりって、最近若い人にも人気がありますよね! 和な雰囲気で素敵だし、大部分のスリッパと違って洗濯機でがしがし洗えるし、木綿地で作れば、歩きながら床掃除にもなるところが、シンプルライフと好相性。ガイドも大いに気に入っています。
自分で作ってみませんか?
ガイドが愛用している布ぞうりは、某「道の駅」でとってもお安く売っているのでいいんですけど、市販の布ぞうりって、意外に高い。2000~3000円はするんじゃないでしょうか。キットも売ってるけど、それもやっぱり1500円前後します。そもそも、あるもの(古布)を有効活用する、というシンプルライフの基本にもとる! そこで、住んでいる自治体の清掃センター主催の「布ぞうり作り講習会」に参加して、作り方を教わってきました。そんなに難しいものじゃないのですが、何しろ立体的なものを説明するのは、写真ではなかなか難しいので、まずは最初の準備の部分を、順を追って説明しますね。
布ぞうり作りの準備
材料はコレだけ |
・3センチ幅×120センチ程度のテープ状に裂いた布。ゆかた、手ぬぐい、シーツなどがおススメですが、薄手の丈夫な布なら何でも。長さも、120センチなくても大丈夫。
・鼻緒用の布
同じ布でもいいんですが、ちょっと色を考えてコーディネイトしても。
・荷造り用のビニールひも 太さ7~8ミリのもの、2mくらい×2本。
ぞうりの芯になります。
布ぞうりの作り方
最初に、両脚を投げ出して床に座ります。1 芯用のビニールひもを、両足の親指にかける。両足の真ん中に、ひもの中心が来るように |
2 ひもの中心を、手前に引く |
3 手前に引いたひもの中心から左側のひもを、右足の薬指と小指の間にかけ、左足の薬指と小指の間にも、同様にひもをかける |
4 ひもの端は、わになったひもの下に置き、仮に玉結びにしておく。
より詳しい作り方
ここまで準備したら、ここから先は、布ぞうり作りの人気サイト「ぞうりの作り方」を参照してください。管理人の「はまやん」さんは、幼少時に疎開先で覚えたぞうり作りの技術を、布ぞうり用に改良して、たくさんの方に教えていらっしゃる、布ぞうり作りの達人です。こちらには、とってもわかりやすい作り方が、詳しい写真付きで書かれています。布ぞうり作りの注意点
編み始めはゆったりと! じゃないととんがっちゃいます |
女性なら、24センチ×9・5センチくらいで |
「編み始めにギューっときつくしないこと」。
つま先(かかとも)の部分が、チョウチョウウオのクチバシみたいになっちゃいます。ガイドはそれで失敗しました。
それと、左右をそろえるために、こんな型紙を作って、合わせながら編んでいくといいみたいです。
お金をかけずに習うには
布ぞうりの作り方は、最近ではカルチャーセンターなどでも講座を開いていて、大人気の模様。でも、ガイドみたいに、自治体主催の講座を探せば、無料か実費だけで習えますので、お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。もっといいのは、身の回りのシニアの方に、「覚えていませんか?」って聞いてみることじゃないでしょうか。実際、ガイドが参加した講座にも、「昔やったことあるわ~」というシニアの方、何人もいらっしゃいましたよ。
素足に気持ちいい布ぞうり、是非一足、作ってみては?
参考図書:
『糸あそび 布あそび』(田村寿美恵・文 平野恵理子・絵 福音館)1300円+税
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