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ダッチオーブンのシーズニング

ダッチオーブンを購入したらまず最初にシーズニング(慣らし)が必要です。ここではその方法をいくつか紹介し、解説します。

土屋 敦

執筆者:土屋 敦

男の料理ガイド

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シーズニング前
シーズニング前。まずはワックスを落とす
ダッチオーブンのシーズニングにはいくつかの方法があります。
まずロッヂ社のダッチオーブンの英語の解説書によるシーズニングは以下のような感じです。

1.まず熱湯で錆止めのために塗ってあるワックスを洗い落とし、そのあと完全に乾かす。
2.続いて純植物性ショートニングを鍋とフタに薄く塗る。
3.鍋をひっくり返し、足の上にフタを載せてオーブンに入れ、約160℃で1時間焼き、ふたを開けずにそのまま冷ます。


しかしこれをやってみればわかるのですが、まず、熱湯で洗うと、手がとっても熱い上、どうもワックスがきれいに落ちた感じがしません。
さらにアメリカに比べてショートニングの入手も難しいです。そして何より、普通の家庭用のオーブンだとダッチオーブンが収まりません。
そんなことから、日本ではこんな方法が一般的になっているようです。

1.鍋とフタを中性洗剤でよく洗う。
2.鍋にお湯を入れて沸かし、(さらにワックスが浮き上がってきます)ワックスを洗い流す。
3.自然乾燥させ、鍋とフタそれぞれにオリーブオイルを全体に薄く塗って弱火にかけ、じっくりと焼きながら油を全体になじませてゆく。
4.くず野菜などを炒めることを何度が繰り返し、鉄臭さを取り除く。


足にも塗る
足にも忘れずに油を塗ります
2.3.を省略して洗ってからいきなりくず野菜を炒めたり、逆に1.3.だけを行ってシーズニングを終わらせる場合もあります。
あるいはワックスは洗い落とさず、最初から強火にかけワックスを焼き切り、そのまま油を塗ってさらに焼く、というやり方もあります(鉄のフライパンはこうやってシーズニングをします)。
おそらくこれは臭いでしょうし、柔らかめの鋳鉄を使用したものだと、ダッチオーブンにも何らかのダメージがある可能性もあります。

ちなみに私のシーズニングは、
1.お湯と洗剤で洗う。
2.全体に(足も取っ手も縁も忘れずに!)油を塗って中火にかけ、厚手のタオルでムラになった油をふき取りながら焼く。鍋が煙が出そうになるほど熱くなってきたら弱火にし、30分ほど焼く。


以上です。
これだけだと、見た目はあまり黒くならず、あまりかっこよくありません。またシーズニング後すぐに赤タマネギとレンズ豆の煮込みを作ったときには、鉄と何かが反応したようで、真っ黒い煮込みが出来ました^^;。
油の塗りすぎ
油の塗りすぎはだめ。拭き取りましょう
でもまあ、特に問題なく使えますし、毎日使ってゆっくりブラックポットに仕上げていけばよいのではないかと思っています。

全体をきれいに仕上げる一番のポイントは、油をあまりたっぷり塗らず、浮いた油はふき取って、ムラを作らないことだと思います。


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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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