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レシピ:週末のディナーは、男の料理の見せ場なのだ! 骨付きラム肉のロースト(2ページ目)

週末のディナーは男の腕のふるいどころ。今回は、そんなときにもってこいの骨付きラムを、カタマリでローストしてふるまってみよう。食卓で切り分ければ「男の料理」気分満点だ。

執筆者:杉村 昌宏

■作り方

1.骨付きラム肉は、表側(脂肪が一面に覆っている方)に包丁でナナメ格子状の切れ目をいれる。
裏側の骨と骨との間にも、ちょっと深め(5mmぐらい)に切り込みを入れておく。こうすると塩・コショウが利くし火もとおりやすくなる。

2.切れ目を入れた肉にまんべんなく塩・コショウをふり、しっかりと手で肉にすり込む。「ちょっときつすぎるかな?」というぐらい多めにすり込んだ方が食べたときに美味しい。
包丁で入れた切れ目の中までしっかりとすり込もう。コショウは黒コショウを挽きたてで。

3.今回はさらに、フレッシュハーブを包丁で細かく刻んで少量のオリーブオイルとまぜたものを肉にすり込む。この時点でハーブを使わずに、あとでローストするときだけ使ってもかまわない。使うハーブの種類も含めて好みのやり方を探ろう。

4.フライパン(できればスキレットを…)を熱して、オリーブオイルを大さじ2をいれ、まずはラム肉を表側から焼く。中火で焼き色がついたら、にんにくを好きなだけ(といっても5~6かけぐらい)と、ローズマリーなどのハーブ類を入れて弱火にし、フタをしてじっくりと火を通す。

※この間はあまりつきっきりになる必要もないので、空いている手で付け合せのジャガイモなどを用意するとよい。焼き上がったらすぐに食べられるように、食器やお酒、取り分けの準備などは事前に済ませておこう。「男の料理」はだんどりとスピード感、そして何より“熱々をすぐに食べる”のがカッコイイのだ。

5.表側を弱火で5~6分程度火を通すが、この間も時々フタをあけて、にんにくとハーブで香りのついたオイルをスプーンなどでラム肉全体にまわしかけるようにする。
表側が焼きあがったら、肉を裏返して同様に5~6分弱火でじっくりと火を通す。
骨がついたラム肉だと裏側は直接焼き色がつかないのがちょっとさびしい…。同じくフタをして時々オイルをまわしかける。

6.両面がこんがりと焼けたら、にんにくとハーブを取り出す(にんにくは付け合せにもなる。これがウマイ!)。
そして白ワインを少々(20ccぐらい)振りいれ、しばらくしてアルコール分が飛んだら肉を取り出す。

7.肉を取り出したフライパンから余分なオイルを捨てる。そのままフライパンを中火にかけ、白ワインを100ccほど注いでフライパンにこびりついた旨みをこそげるように半分ぐらいまで煮詰める。
塩・コショウで味を調え、今回はバルサミコ酢を少々たらし風味をつけてみた。なければ塩・コショウのみでもよい。

8.最後にバターを親指の先ほど入れてソースとして仕上げる。このときにバターに強力粉をまぶしてから加えるとソースにとろみが出て、グー。

 

さあ、こんがりとローストされたラム肉を骨ごとに切り分けて、ポテトのロースト、にんにくを付け合せる。バルサミコのソースを添えてみんなに振舞おう。

肉の切り口が淡いピンク色に仕上がっていたら大成功。食卓を囲むみんなから歓声があがること間違いなしだ!

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