神様に呼ばれたことってあります?

パワースポットへはすすんで出かけているガイドですが、時々、不思議な体験をすることがあります。岡野玲子の「陰陽師」というマンガに、水の神さまをめぐる若狭から熊野に近い玉置神社までの黄金ラインの話がでてきます。それは若狭の水源、天徳寺(瓜割の滝)から貴船、東大寺、吉野を通る不思議なライン(ヨーロッパではレイラインなどと呼ばれる)のこと。

私はこのライン上および周辺にいると、なぜかこれら水ゆかりの神様に呼ばれてしまうのです。昨年は、取材で龍神温泉から南紀白浜駅に向かおうとしたところ、カーナビがまったく逆の道を差し、南紀白浜とは正反対、レイラインの終着点である熊野本宮に行ってしまいました。龍神温泉から十津川に出る道は、Uターンも困難な細い山道で、私と同行者はその道を15km以上進んでようやく、カーナビがおかしいことに気づいたのでした。結局、十津川から熊野本宮をめぐり、南紀白浜へ戻ることに。

パワースポット貴船神社
恋愛の神様として有名な貴船神社。その本来の姿は京の都を守るための神社。水辺の研ぎ澄まされた清浄感がなんともいえない。
そして先日、京都に行ったときも、鞍馬寺から市内に戻ろうとしたところ、やはりカーナビが逆を指し、貴船経由の山道を指定したのです。

この時は、取材でそれもひとりでレンタカーを利用していたので、なるべく注意深く道をチェックしていたのですが、やはりカーナビが逆であることに気づかず、数キロ走ることに。たまたま周辺の地理を知っていたので、さすがに途中で気づいたのですが、貴船に寄らないのも気分がよくないので、貴船神社に立ち寄ることにしました。

ここで、また不思議なのは、現在の貴船神社本宮の駐車場が、季節はずれの夕方にもかかわらず満車。しかたなく、奥へ奥へと細い山道を走ると、ガラガラの駐車場を発見。周囲は深い山で薄暗く寂しい。
とりあえず車をとめると、係のにいちゃん登場。「ここどこですか」との私の問いに、「奥宮」ですとのこと。そう、この「奥宮」こそ、もともとの貴船の水源にして、本宮である社が置かれたところなのです。

その時はさすがに、「またしても呼ばれた」と思いました。

貴船というと能「鉄輪」に登場する丑の刻参りや、和泉式部の恋の物語が有名だけれど、本当は水の神様。そう思うと別に怖くもなんともないのですが、とっても不思議な力を感じたのでした。

パワースポット榛名神社
土系のパワーがすごい、奇岩に囲まれた群馬の榛名神社。
友人にいわせると、このような体験は「水に引かれる、土に引かれる」というのだそう。私はどうやら水系であるらしく、どこにでかけても、湧き水や水源に出くわし、水の持つ清浄力やマイナスイオンに癒されることが多いのです。つまり、水をめぐる社寺や自然が、私にとってのパワーの根元となっているのでしょう。

そうやって考えると、皆さんにも、自分に合ったパワースポットが見つかるのではないでしょうか。

次ページでは「水系、土系?」あなたに合ったパワースポットの見つけ方をご紹介します。