のんびり歩いて笠間を散策
笠間つつじ公園周辺は、笠間焼で有名な焼き物の里。そして、信仰あつい寺社もあって、散策にもぴったりです。オススメのスポットをご紹介しましょう。境内には古い札がいっぱい。5月の藤の花もおすすめです |
日本三大稲荷のひとつ笠間稲荷神社は、五穀豊穣・商売繁盛・招福の神さま。総ケヤキ造りの本殿は江戸末期の建築で、重要文化財に指定。当時の名匠が施した見事な彫刻が側面を飾っています。「三頭八方睨みの龍」は特に有名。県の天然記念物に指定されている樹齢400年の藤樹は、5月になるとなんとも美しい花を咲かせます。
<データ>
■笠間稲荷神社
■アクセス :JR水戸線笠間駅よりバス約5分「笠間稲荷前」下車
100円の笠間周遊バス(月曜休)が便利です。
■拝観料 : 無料
重厚な古民家と周囲の庭園の調和も見事。芸術の世界にひたれる |
陶芸、料理、絵画など多方面に独自の才能を発揮し、「万能の異才」とうたわれた北大路魯山人。彼が住居としていた古民家を、昭和40年に北鎌倉から移築した春風萬里荘です。
館内には、魯山人が生活した当時のままに保存された室内を見学しながら、数々の名品を鑑賞できます。
屋外には、京都龍安寺を模した石庭、もみじ園、水蓮の池、魯山人設計の茶室などがあり、田舎家ののどかな佇まいと、芸術の奥深さを感じることができます。
<データ>
■春風萬里荘
■住所:茨城県笠間市下市毛芸術の村
■問合せ:TEL 0296(72)0958
■開館時間: 9:30~17:00(入館は16:30)まで。(12、1、2月は、10:00~16:00)
■休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
■入館料: 大人 600円、大高生 400円、小中学生 300円
■交通:JR利用:常磐線友部駅からタクシー約15分または水戸線笠間駅から徒歩約20分
100円の笠間周遊バス(月曜休)が便利です。
まつりの開かれる笠間芸術の森公園内にはこんな素敵なカフェもあり |
笠間焼は江戸時代安永年間(約230年前)頃、現在の滋賀県信楽焼より陶芸の技法が伝わり、200年にわたり生活雑器(かめ、すり鉢等)を作ってきました。現在は、独特の土の風合いと温かみをもった工芸陶器の産地として親しまれています。
市内に200二百軒ほどある窯元や陶芸家の作品が、2009年4月29日(水・祝)~5月5日(火・祝)には陶炎祭で、格安で購入できます。また陶芸体験ができる窯元も多数あるので、この機会に挑戦してみては?
<データ>
■笠間焼協同組合
■開催日 2009年4月29日(水・祝)~5月5日(火・祝)
■開催場所 茨城県笠間市笠間2345 笠間芸術の森公園イベント広場
■お問合せ先 TEL0296-73-0058
★イベントの詳細は陶炎祭(ひまつり) のご案内をチェック!
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