2/2 日光・憧れの老舗ホテルと湖畔リゾート [癒しの旅] All About

中禅寺湖畔、森の中に佇むモダンな印象のリゾートホテル

湖水リゾートの先駆け　中禅寺金谷ホテル
外国セレブが遊んだ湖水リゾートを体感

中禅寺湖のほとり、ミズナラの林の中に立つリゾートホテルが中禅寺金谷ホテルです。
中禅寺湖は明治期より外国人たちの避暑地、フィッシング場として人気のリゾートでした。

中禅寺湖はもともとは修験道の霊地であり、湖は禁漁で、魚も棲まなかったといわれていますが、長崎のグラバー邸で有名なグラバーが私財を投じて、川鱒（ブルック・トラウト）の卵を輸入し、中禅寺湖で孵化・放流。一気にマス釣りの日本有数のスポットになりました。そして、フィッシングを楽しむ外国人や上流階級の人々により、中禅寺湖畔に日本初の社交クラブが誕生したのです。

中禅寺金谷ホテルはそういった環境の中で昭和15年に創業。現在のホテルは平成4年、カナダ人建築家J・スタージェス氏の設計。カナダ産の銘木をふんだんに使い、周囲と調和のとれたログハウス風外観を持つリゾートホテルとして生まれ変わりました。

明るい色合いに包まれた客室はリゾートらしさを演出。写真はハネムーンスイート。

客室は天蓋付ベッドが優雅なハネムーンスイートをはじめ、リゾートらしい柔らかな色調で、開放的で明るい印象。客室の広さもスタンダードツインでも28～30平米と広く、ゆとりのある空間が特徴です。
新緑の頃はミズナラのまばゆい緑に囲まれて、客室にいながら、またベランダで森林浴を愉しめます。

ロビーの暖炉脇で読書をしたり、ダイニングで名物のマス料理をいただいたり、リゾートならではの設備も充実。それに、湖畔散策に釣り遊びなど、中禅寺湖の自然を全身で感じられる環境もすばらしいのです。

森の中のコーヒーハウス、ユーコン。立寄りで利用するのもいい

日光湯元温泉から引いた掛け流しの天然温泉の温泉露天風呂「空ぶろ」や、気軽に食事やお茶ができるコーヒーハウス・ユーコンも人気（2006年は4月21日～11月19日営業の予定）。
日光は水がいいので、コーヒーが格別においしいです。
温泉やコーヒーハウス、ダイニングは日帰り客も利用できるので、まずは雰囲気を味わいに出かけてみるのも、おすすめですよ。

中禅寺湖対岸には現在も使われている各国大使館の別荘や、イタリア大使館別荘記念公園もあり。
100年以上の歴史を刻む湖水リゾートを満喫してみてください。