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米麹VS酒粕! 冬旅をうるおす甘酒の誘惑(2ページ目)

木枯らし吹く冬の旅や散策。ホッと体と心を温めてくれるのが甘酒。麹だけのほのかな甘みの米麹か、銘酒の香りを感じる大人の酒粕か?ガイドオススメの甘酒の旅をご紹介します。

執筆者:本多 美也子



古都、旧街道で味わう甘酒の魅力

古都・鎌倉や箱根旧街道の冬景色を歩いてみませんか。冬枯れの静けさは、ふだんの観光地とは違った表情を見せてくれます。
それに甘酒も! 懐かしい風景には、お茶よりお酒より、甘酒がよく似合うんです。



【北鎌倉・円覚寺 弁天堂茶屋】 
円覚寺の国宝の梵鐘・「洪鐘」の横にあるのが、弁天堂茶屋。山門から140段の石段を登ると辿り着く、高台の茶店です。ここは抹茶やあんみつが有名なのですが、冬季限定で自家製の「福甘酒」がいただけます。茶店からはお隣の東慶寺(縁切り寺として有名)や鎌倉の山々を望め、冬場には富士山を眺められることもあり、開放感はなんともいえません。

また、甘党には北海道産小豆を使ったお汁粉も人気。こちらも冬季限定ですので、ぜひ味わってみてください。

平日早朝や日曜日には座禅会も開かれている円覚寺で静かな時を過ごしてみたり、北鎌倉周辺の寺社を散策してみるのも、ほっと心安らぐと思いますよ。


<データ>
円覚寺
交通:JR横須賀線北鎌倉駅より徒歩5分、円覚寺境内
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内409
電話:0467-25-0411 
営業時間 : 9時-17時
休業日 : 年中無休
甘酒:500円(冬季限定)


<関連リンク>
座禅・写経で心の癒しを(癒しの旅ガイドの記事。円覚寺に拝観するなら座禅もいかが?)



【箱根 甘酒茶屋】
箱根旧街道は石畳も残る歴史の道。散策のひと休みは甘酒茶屋が最適
箱根といえば、温泉、湖水スポーツ、美術館など遊び方いろいろの東京の奥座敷。自然散策はコースも充実で、季節を問わず人気があります。
なかでも、江戸時代の石畳が残る旧東海道は初心者からベテランまでが楽しめる散策コース。箱根の自然と歴史に触れられる格好のスポットです。

特に箱根寄せ木細工の里・畑宿からお玉が池、芦之湯にいたるルートは風情たっぷりです。このコースのなかほどにあるのがその名も甘酒茶屋。今も茅葺き屋根の店先に赤い毛氈を敷いた腰掛けがいくつも並び、ここだけは江戸時代にタイムスリップしたかと思うほどです。江戸時代から12代も続く茶屋で、旅人の疲れを癒したのが、自家製の甘酒。あっさりめの米麹の甘さとほっとする温かさは、冬旅にぴったり。杵つきの力餅にもファンが多いですよ。

<データ>
甘酒茶屋 
交通:箱根登山鉄道箱根湯本駅より箱根登山バス畑宿経由元箱根行きで25分、甘酒茶屋下車すぐ
住所:神奈川県足柄下郡箱根町畑宿二子山395-1
電話:0460-3-6418
営業時間: 7:00~17:30
定休日:無休
甘酒:400円



次ページでは、お待たせしました!酒粕派必見!
旅先で見つけた蔵元のしぼり立て酒粕と酒粕でつくる甘酒をご紹介します。
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