静かな秋の森を愉しむ旅にでかけてみませんか。
行き先は信州・安曇野。
豊かな森が赤や黄色に色づく中を歩けば、森の精気に癒されます。
また、安曇野は個性的な美術館が点在するところ。
今回、ご紹介するのは、未就学児、団体はお断りという、大人のための絵本美術館。
信州の秋を感じながら、「心の養生」をしてみませんか。
安曇野絵本館
JR大糸線穂高駅を降りるとそこは、安曇野と呼ばれる緑と水の美しい自然に癒されるところ。今回ご紹介する安曇野絵本館は、北アルプスの山麓に近い森の中にあります。
ここは大人のための絵本館。
子供の頃に目にした美しい色彩と心なごませるお話の中にどっぷりとひたれる場所です。
実はここ、ガイドの知人のライターに紹介してもらった美術館。
安曇野に行くならぜひ訪ねてみて、とすすめられ、訪れてみたのでした。
そして、ガイド自身、大ファンになってしまった美術館なのです。
ここは絵本を愛するオーナーが運営する個人美術館。
木の温もりたっぷりの館内では海外の絵本作家の原画展が季節毎に開かれ、ここそこに、センスのいい美術品、オブジェが飾られています。
また、吹き抜けの2階には世界中の絵本、童話が集められた本屋さんになっており、ここでお気に入りの一冊を購入することができます。
子供の頃に読んだ懐かしい一冊もあれば、今まで知らなかった心温まる一冊の絵本に出会うこともあり、この書店コーナーだけで、1時間以上過ごしてしまうこともしばしば。
ここで一冊の絵本を手に入れたら、館内とそれに続く森の中のテラスのカフェコーナーへ。
どうです、この気持ちよさそうな空間。
秋は木々が黄色に染まり、これはまた溜息もののカフェになるんですよ。
それにこちらの美術館のお得なところは、入場料に紅茶、ココア、ぶどうジュース、りんごジュースなど、季節にあった飲物が無料で付いていること。
お気に入りの場所に腰を下ろして、飲物をいただきながら、絵本のページをめくるひと時。
忘れていたやさしい気持ちが甦ってきますよ。
未舗装の森の道の先にある隠れ家のような小さな美術館。
疲れ気味のあなたを癒してくれるとっておきの場所だと思いますよ。
次ページではデータとまだまだある安曇野の素敵な美術館をご紹介します。