英語でも日本語でもプレゼンは準備が命! |
事前準備
1.パソコン等の動作環境を確認する社内で行う場合には問題にならないケースが殆どですがいざ、社外の会場でプレゼンテーションを行う場合には、必ず確認が必要です。予め、会の主催者や取引先に、プレゼンを行う会場の動作環境を確認する必要があります。パソコンを使用し、パワーポイント等を使用する場合には、下記の項目を確認します。
1)プロジェクターの有無
2)スクリーンの使用の可否
3)ホワイトボードの確認
※時に、パソコンが会場の関係で使えないケースがあります。そのために、パソコンを使わないで行う講演・プレゼンのバージョンを作成しておくことも必要です。早めに担当者に確認を取ることが大切です。その際は、ホワイトボードとマーカーの確認をしておきましょう。
2.準備物一覧の作成
できればA4一枚に、必要な準備物の一覧表を用意しておくと便利です。会場設営図も見本としてつけておくと、担当者が、準備物を用意するのに何度も電話で確認するなどの手間が省けます。また、こちらで持参するものと、相手に準備してもらうものとを、分けて、箇条書きにしておくと、電話などでの確認漏れを事前に防ぐことに役立ちます。
準備物一覧表の一例:
事前準備
・当日資料:A4サイズ (こちらより原稿郵送)
・短冊(折り紙を2つに切ったもの)
・アンケート
※上記すべて参加者人数分
会場準備
・マイク(ハンドマイク・出来ればワイヤレス)
・白板(ホワイトボード)(黒板でも可)【必須】
・ホワイトボード・マーカー(黒・赤・青)3色【必須】
・ビデオデッキ(VHS)とその上映設備【必須】
・ビデオ・プロジェクター(会場が狭い場合は、大型TVでも代用可)
・スクリーン(ビデオ及び、パソコン画面投影用)
・上記機器接続に必要なコード、および電源延長コードを含む一式【必須】
・演台(資料・パソコンが置ける程度のもの)
※ビデオデッキとプロジェクターは、それぞれ、リモコン操作が可能なもの。また、プロジェクターは、会場の明かりを付けたままでも、投影可能な、照度の高いもの(1200ルーメン以上)をご用意いただけると大変助かります。
※パソコンの接続に関しましては、会場により、演台から、プロジェクターに接続するケースと、リモコンにより、演台から操作するケースとに分かれてきます。大変、お手数をお掛けし恐縮ですが、会場の設営可能状況を事前にご確認下さい。
※ビデオ上映の際には、其の都度会場照明を全消しにいたします。(その都度指示合図いたします。)予めご承知おきください。
3.ホワイトボードマーカーは持参する
一部を除いて現在では殆どの会場で、ホワイトボードが使用されています。しかし使用頻度の高い会場では使えなくなったマーカーがそのまま設置されているケースがよくあります。聴衆にとっては、字が見にくい事は、そのまま不満やストレスとなりますので、会場設置のものとは別に新しい使えるマーカーを常に持参すると、いざと言うときに、とても役立ちます。
4.差し棒・レーザーポンターの確認
OHPや、パワーポイントを使ったプレゼンで必須なのは、差し棒とレーザーポインターです。少なくとも2つは、携帯可能なものが、比較的安価に販売されていますので、持参するとよいでしょう。会場が大きい場合には、パワーポイントの画像の説明に、レーザーポインターは必須アイテムです。
5.プロジェクターの照度の確認
プロジェクターは、機種によって、照度が異なります。経験上、少なくとも1,200ルーメン以上はないと、部屋を明るくした状態では使用できない可能性があります。できれば、2,000ルーメン以上のものが望ましいといえるでしょう。スライドショーのようになってしまっては、プレゼンの価値がなくなってしまいます。また公営の会場にありがちなのが、プロジェクターはあるが、余りに古くてパソコンとの互換性が失われているケースです。これも事前の確認が大切です。
6.延長コードの必要の有無の確認
普段使っている会場では意識しませんが、コンセントから、演台までの距離が遠く普通の電源コードでは対応できない場合が時としてあります。これも事前に会場の状態を確認し、必要ならば、延長コードを準備してもらうことが大切です。
7.会場までの移動の確認
プレゼン会場までのルートと交通機関の確認を行っておきましょう。地方の場合には日曜祭日など極端に本数が少なくなる路線も存在します。予め、所要時間と利用可能な交通手段の確認を怠らず確認しましょう。
8.リハーサル依頼と1時間前入場
主催者、取引先には事前に簡単なリハーサルができるかどうか確認しておくとよいでしょう。(向こうから依頼されるケースもあります。)また、会場には不測の事態に備え、少なくとも1時間前に入場できるよう、予め打ち合わせておくとよいでしょう。
9.出席者・来場者の確認
もし可能であれば、主催者から当日参加者の情報を少しでも得ておくことが大切です。会場に入って聴衆を前にしたとたんに、「しまった!」と話と聴衆のミスマッチを経験しないためにも、聴衆に合わせた導入をするためにも、どのような人が中心の聴衆であるかを、予定人数も合わせて、事前にもう一度確認しておきましょう。
10.服装(プレゼンテーション)を整える
最後に当日の服装を準備します。英語でプレゼンテーションといえば、話すことの意味のほかに、「見栄え、見てくれ、服装」そのものをも意味しています。「人は見た目が9割」ではありませんが、とりわけ欧米人は服装のセンスを極めて重要視します。外資系のエグゼクティブを相手にする場合以外は、決して贅沢である必要はありませんが、センスの良い清潔で自分なりに完璧と思える隙のない服装を心がけることが必要です。その場と話しの内容にあった服装を択ぶことが非常に大切です。特に、靴は念入りに磨いておきましょう!