英文電子メール「件名」の書き方
英語の「件名」"Subject Line"は、仕事を効率的に進めるための重要な要素です。上司にメールを送ったが、なかなか返信が返ってこない!メールでのやり取りが増える中、相手にいち早く読んでもらうための工夫が必要です。その点、「件名」の果たす役割は大きいといえます。数あるメールの中で、優先順位を高くし、レスポンスを高める件名の書き方があります。
今回は、効果的な英語での「件名」の付け方のポイントをまとめました。
「件名」は、用件が具体的に分かるように書く!
英語で件名を記載する場合、特に気をつけるべき点は、以下の通りです。■簡潔かつメールの中身がおよそ分かる文面にする。 ■スパム特有の表現"Hello!" "Your Document"などは避ける。 ■簡潔でも"Meeting"だけや、"About Meeting"などの抽象的表現は避ける。 |
良くない「件名」の例【社外編】
■短すぎる件名Thank you 【御礼】 Payment 【支払い】 Estimate 【見積り】 Order 【注文】 Shipment 【発送】 Inquiry 【問い合わせ】 Question 【質問】 Request 【依頼】 Urgent! 【緊急】 Important! 【重要】 Meeting 【会議】 |
*どこが悪いのか?
以前は、これだけでも良しとされましたが、スパムなど紛らわしい表現のメールが増えたことと、具体的に何の見積りや、問い合わせなのかが、即座に判断できないため、優先順位が付けにくく、相手に不親切な印象を与えかねない点で不十分であるといえます。また、件名に"Urgent!"や"Important!"などこちらの都合を優先した表現を使ったり、"!"をやたらとつけるのは、スパムの印象にも繋がりかねず、ビジネスメールでは避けたいところです。
良い「件名」の例【社外編】
社外向けのメールの場合、失礼がなく、かつ簡潔で具体的であることが必要です。そのために、目的を明確にし、一定のパターンを予め、頭に入れておくと便利です。
パターンは、用件(Request/Inquiry/Shipment)+前置詞句を基本とします。
良くない例 | ⇒ | 改善例 |
Thank you 【御礼】 | ⇒ | Thank you for your visit |
Payment 【支払い】 | Unpaid Bill (Invoice No.101) | |
Estimate 【見積り】 | Request for Estimate | |
Order 【注文】 | Product Purchase; Item No.205 | |
Shipment 【発送】 | Product Shipment for Order No.28 | |
Inquiry 【問い合わせ】 | Inquiry about digital cameras | |
Request 【依頼】 | Request for your latest catalogue | |
Meeting 【会議】 | Project Meeting on July 7th |
*良い件名のポイント
相手にとってメール用件が分かりやすいもの、必要であれば、相手が、即検索できるように、請求書番号や、注文書の番号(No./ #)を記載すれば、より効率的に対応してもらえます。相手の立場、受け取る人の立場で書く、"You Attitude"が、ここでもキーワードとなります!
次にスパム・ウィルスメールによく似た件名とその対策です。⇒