ウェルニッケ野と「文字」を組み合わせることが、英語学習で重要で在る所以です。もし、英語の正確な音(それも「息」の高周波の音)を文字と関連付けて登録したらどうなるでしょうか?
文字(英語で言えばアルファベット)を見るたびに、その文字に登録された音が、実際に声に出さなくても頭の中にこだますることになりますよね!
すると、英語を周りで話されていない、日本という特殊な環境にあっても、文字を大量に読み書きすることで、脳内では、英語を聞いているのと同じ環境を作り出すことが可能になるのです!
文字を見ながら、音読することが、英語上達への近道なのです!
つまり日本で英語をマスターするために必要な要素は、この脳の特性を利用した、「正確な音に基づく、文字の読み書き」であるということなのです。
読み書き・文法中心の学校英語と、話し聴く中心の英会話スクールとの橋渡しの学習法のポイントがここにあるといえます。
▼日本の英語教育の矛盾を解消!
学校英語では、正確な音を習得していないため、英会話では使い物になりませんでした。
それに対し、文字の読み書きが不十分な英会話では、挨拶程度のレベルから、なかなか脱却できない傾向があります。
この日本の英語教育の2つの矛盾を解決する方法が英語脳の仕組みあることがお分かりいただけたかと思います。
よく考えてみれば極々当たり前の方法が、日本で英語を習得するための、一見遠回りのように見えるが、実は、最短のコースだったのです!!
でも中には正直がっかりした方もいらっしゃるかもしれませんね?
何でかというと、英語を文字を仲立ちとして「聞いて」「話して」「読んで」「書く」なんて、やっぱり「メンドクサイ」ですよね!
そういう方のために、次回、もう一つの英語学習の秘訣をお教えいたしましょう!
【投稿募集】
現在、好評連載中の「日本人の英語苦手の原因」シリーズでは、読者の皆さんからの「私の一押し英語学習法」を募集しています。皆さんの「これで、英語が上達した!」という体験談、学習法・勉強法があったら、是非教えてくださいね!
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