「ディスクロージャー経理実務検定」の概要
「ディスクロージャー経理実務検定」には(基礎編)と(発展編)があり、今回行われるのは(基礎編)のみ。基礎編、発展編ともに合格点を取って「ディスクロージャー経理実務試験」の合格とされ、「ディスクロージャー実務士」の資格が付与されます。気になる試験の概要は以下のとおりです。
◆試験概要◆
試験概要 | 出題は簿記を含む計算問題を中心とした形式 ※100点満点で、70点以上で合格 |
受験料 | 4,500円※団体受験による割引制度あり |
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 11月29日 |
受検地 | 東京:学習院大学 |
※公式サイト
NPO法人ディスクロージャー実務検定協会:ディスクロージャー経理実務検定試験実施要綱
試験に関する詳細は、必ず上記をご確認ください。
■出題範囲
(基礎編)
・有価証券関係の注記等
・退職給付会計
基本的論点の理解、勤務費用、利息費用、期待運用収益の計上、差異の把握、差異の償却、簡便法等の論点
・個別税効果会計
基本的論点の理解、実効税率の算定、税効果の計算とその注記、役員賞与引当金の取扱い、 繰延税金資産の回収可能性の判断
・1株当たり情報
潜在株式が存在しないため、潜在株式調整後1株当たり 当期純利益金額を記載していない場合の記入、期末純資産の算定、期中平均株式数の算定
・株主資本等変動計算書
・キャッシュ・フロー計算書
・有価証券明細表
・単体・附属明細表
(発展編)
・減損会計
・デリバティブ会計
・退職給付会計
基礎編で扱わなかった退職給付信託や前払年金費用がある場合、 及び退職給付債務を独力で計算する論点を扱います。
・ストックオプション会計
・連結税効果会計
・企業結合等会計
公式テキストは、すでに全国の主要書店で販売中。来年には(発展編)の実施も予定されています。果たして、新たな経理・会計系の専門検定として人気を集めることができるか?!まずは、11月の第1回試験に注目しましょう。