今後の展望&読者の皆さんへのメッセージ
ガイド:さて、田畑さんご自身の今後の展望について、仕事のこと、プライベートのことなどどのようなことでも結構ですから伺えますか。
特に現在のお仕事である「goo」は人気サイトですから、読者の皆さんは、そのあたりの展望も気になるところかもしれませんね。
田畑さん:
現在私の担当では、主にポータルサイト「goo」のPRからカスタマーコミュニケーション、ビジネスリスクマネジメントまでステークホルダーコミュニケーション全般を担当しています。最近では特に事業ドメインを踏まえたCSR活動に力を入れています。
環境情報ポータルサイト「環境goo」をはじめ、SNS「gooホーム」に登録したユーザが30人集まるごとにNPO法人と協力して沖縄北谷の海にサンゴを1株植える「gooホーム PROJECT」、ウェブ検索のご利用を通じて得られた広告収益の一部を環境保護団体に寄付する取り組み「緑のgoo」など、ユーザ参加型の取り組みを通じて環境保護への参加のきっかけを提供しています。
今後はこういった活動を含めより統合的なコミュニケーションを行うことを目指していきます。ネットにおけるコミュニケーションでは特にその立場に関わらず影響力が発揮される場合があります。どのように向き合っていくのかはマーケティングの上でも大きなテーマであり、より最適な方策を探っていきたいと思っています。
ガイド:
お忙しい毎日でしょうけれど、プライベートの方はいかがでしょう。
田畑さん:
プライベートで、最近はまっていることとしてはバーベキュー用の食材で変り種を探していることですね。私は長野県出身の山育ちなのでアウトドアが大好きです。
お話は逸れますが、長野県出身者はほぼ全員といっていいほど長野県歌「信濃の国」を歌えます。
私ももちろん歌えますがこの歌は長野県の自然のすばらしさをなんと6番まで歌い上げているんです。
こういう形である種の組織への帰属意識やブランド共感を作り出す仕組みってすごいなと感じています。そういう視点って広報という仕事に就いて初めて身についたものかもしれないですね。
ガイド:
これから狙っている資格などは?
田畑さん:
資格については今はまだ新たに必要と感じているものはありません。むしろ取得した資格を活かしていきたいですね。
ガイド:
なるほど。「PRプランナー」一期生としての責務は重大ですものね。
最後に、これから「PRプランナー資格」を取得しようと考えている方、広報業務に就きたいと考えている方たちに向けて、何か役立つ情報やアドバイスがあればお願いします。
田畑さん:
「PRプランナー資格」一次試験に合格すると、「PRプランナー補」の認定資格を申請手続きの上、取得することが可能となります。
「PRプランナー補」を取得すると、この試験の主催者である日本パブリックリレーションズ協会に個人賛助会員Cとして入会することができます。
会費は年度制で一般2万円、学生1万円ですが、協会の主催する様々な行事や刊行物を入手できます。
また、入会後は受験料も会員価格となるので、一次試験終了後二次試験は1回見送り、「PRプランナー補」取得、個人賛助会員Cとして入会後二次試験を受けられるのも良いかと思います。
協会からのニュースでは、第2回の試験を終えたところで「PRプランナー」は300名以上になり、第3回の一次試験を合格して「PRプランナー補」を希望する人を入れると1000名近くなるそうです。
協会としてもこうしたPRプランナーやPRプランナー補の人達が交流してお互いにノウハウを共有することができる機会をつくる予定だと聞いていますので、研鑽の機会を増やすことができると思います。
広報業務はビジネスの基本の上に立脚しています。広報で活躍できる人はキャリアの幅も広いと思います。
それから関わる立場は企業や団体の広報もあればメディアの側、またそれを取り持つPR代理店や広告代理店という立場もあります。
それぞれの立場にはそれぞれの良さがありますのでこの資格の取得と交流を通じて自分なりのポジションを見出してみていただければと思います。
ガイド:
貴重なお話、ありがとうございました!
※参考リンク
PRプランナー資格制度認定試験
今回、記事の中で取り上げた「PRプランナー資格」の公式サイト。資格制度についての詳しい内容は必ず上記サイトをご確認ください。