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広報のプロ注目「PRプランナー資格」【1】(2ページ目)

昨年(2007年)相次いでスタートした「広報」関連資格。中でも注目の「PRプランナー資格」について、長年企業で広報に携わってこられた現役広報マンにたっぷり伺いました!

いぬかい はづき

執筆者:いぬかい はづき

仕事に活かせる資格ガイド

広報のプロが語る「PRプランナー資格」の魅力とは?

イメージ画像です
今回インタビューにご協力いただいたNTTレゾナント広報担当課長・田畑好崇さん
ガイド:
差し支えのない範囲でかまいませんので、これまでのご経歴、現在のお仕事についてお聞かせいただけますか?

田畑さん:
1994年4月に日本電信電話株式会社(NTT)に入社、1997年4月にNTTマルチメディアビジネス部広報に着任以来、部署の異動はありましたが、一貫して広報業務を担当してきました。

2002年11月からはgooの広報担当となり、2003年12月に事業を継承したNTTレゾナントにおいても引き続きgooの広報を担当。
2007年4月にNTTレゾナント広報担当課長に就任してからは、gooを中心に広報責任者として、NTTレゾナントが展開する事業全般はもちろん、NTTグループにおいてネットビジネスを展開するNTTコミュニケーションズグループの一員としてグループ会社も含めた広報業務に携わっています。

同時に、2007年7月にCS(customer satisfaction)担当課長を兼務することになり、広報だけでなくカスタマーコミュニケーションの観点からも広くステークホルダーコミュニケーション全般を担当。
広報とカスタマーコミュニケーション一体となった新しいコーポレートコミュニケーション体制の構築に取り組んでいるところです。

ガイド:
長く広報のお仕事をされている田畑さんにとっては、あたりまえの質問になるかもしれませんが、今回のテーマである「PRプランナー資格」受験のきっかけとはどのようなものだったのでしょうか?「PRプランナー資格」は、比較的新しい資格ですが何回目の試験を受験されましたか?

田畑さん:
そうですね。受験のきっかけは、広報職に就いてから10年が経過し、これまで培った知識と経験を棚卸ししてみようと思ったからです。
自らのテクニックやノウハウにあたる部分は整理して後進のために、基盤となる部分は汎用的で体系化されたものとなっているかどうか再認識を行いました。

これにより、広報という仕事を通じてより俯瞰的に自社や市場を見つめることができ、また今後の仕事の進め方やチーム運営においても客観的なチェックをする視点が養われたと感じています。

いぬかいさんもご存じのとおり、「PRプランナー資格」は社団法人日本パブリックリレーションズ協会の主催により、2007年9月に第1回の一次検定試験が実施され、今年の8月に実施された検定一次試験で3回目を迎える新しい資格制度です。
私はその第1回の試験を受験し、一次試験合格時に「PRプランナー補」を、引き続いて三次試験合格時に「PRプランナー資格」を取得しました。

ガイド:
私の知っている範囲では、これまで広報に特化した資格はなかったと記憶していますが、「PRプランナー資格」以前に、広報の仕事に役立つという観点で他の資格や検定に挑戦した経験があれば教えてください。

田畑さん:
おっしゃるとおり広報に特化した資格としては国内初だと思います。
この資格ができる前に、日本IRプランナーズ協会が創設した「IRプランナー(CIRP)」という、主にIR担当者向けの資格を取得しました。

最近ではグループ経営が増える中、非上場企業にも証券アナリストの方から取材のお話をいただくケースもあり、親会社のIR担当だけでなく自らも一定の知識を持っておく必要があったこと、また企業財務分析に関する基礎的な知識を整理したかったというのが取得の目的です。

ガイド:
そうですか。「IRプランナー」は、当サイトでも注目していた資格なんですよ。


 >>忙しい広報業務の傍ら、試験勉強はどうしていたの?そんな疑問を次ページで伺いました。課題図書の紹介もありますよ。
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