「育休中の資格取得」に成功した最大の理由とは?
ガイド:サイトには、お子さん連れでセミナーを受講したエピソードなども紹介されていましたよね。
そんなご苦労の中、霜丘さんが「育休中の資格取得」に成功した最大の理由は何だと思いますか?
霜丘さん:
家族の支えと、「育児中なんだから家でおとなしくしていろ」みたいな見えない圧力に負けたくない執念でしょうか。
ガイド:
「圧力」……ですか?
霜丘さん:
具体的に誰かに言われたわけじゃないんですけどね~。でもそういう圧力は実在したと思います。
ガイド:
霜丘さんのように、育休中、子育て中、あるいはご家族の介護中というように様々な制約がある中で資格取得を目指すとき、あるいは取得後の資格活用の観点から、特に注意しなければいけない点は何でしょう。ご自身のご経験から感じることをお聞かせいただけますか?
多分、今言われた「圧力」、そういうものも深く関係すると思うんですが。
霜丘さん:
資格って、直接就職や転職に使えるものは少ないですよね。どちらかというと、タイトルを取る以前に「真剣に勉強せざるを得ない環境」を作ることが目的という気もするんです。
つまり自分が自分に納得するためのもの。それを間違えたら、特に育児中など時間的制約が大きいときにがんばった場合、後でこんなはずじゃ……と思うかもしれませんね。
ガイド:
「自分が自分に納得するため」。その目的が揺らいでしまうと、たとえ自他共に犠牲にして学んだとしても、結局満足感が得られなくなってしまうわけですね。
霜丘さん:
そう思います。少なくとも私の場合はそうでした。
ただ幸運にも、というか、実際に資格を取ってみると、逆に「自己満足」のつもりがけっこう今おかれている環境では、この資格をもっていることで人に「デキル人」と見られる場面が増えたので、肩書きに恥じない自分でいるためにもっともっと修行をつまなければと感じているところなんですけどね。
育児休暇から復帰された後のワーキングスタイルや資格の活用法、多忙中にもかかわらず立ち上げたサイトについて伺った【後編】は、2月27日掲載予定です。
どうぞ、お楽しみに!
■参考リンク
育児休暇で資格をねらう
今回お話を伺った霜丘まつげさんのサイト。育児休暇の基礎知識からリアルな体験談まで、子育てしながらスキルアップを目指す方に役立つ情報が満載。もちろん育休取得を考えている「パパ」にもお薦めです。