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育休中はスキルアップのチャンス?!【前編】(3ページ目)

働く女性にとって、出産・育児は人生上はもちろん、キャリアの上でも大きな転機。将来のキャリアのために、産休・育休の期間を上手に使ってスキルアップしませんか?もちろん育休取得を目指すパパも必見です。

いぬかい はづき

執筆者:いぬかい はづき

仕事に活かせる資格ガイド

育休中の資格取得、今までとは何が違う?

ガイド:
サイトを拝見すると、これまでにも初級シスアドや秘書検定、キャリアコンサルタント資格など、複数の資格を取得されていますよね。
これらの資格に挑戦したときの勉強法と、今回育休中の勉強法、当然たくさんの違いがあると思いますが、特に違う点、変えざるを得なかった点を挙げるとしたら?逆に、ここは従来どおりでOKだったということがあれば。

霜丘さん:
まず、私は現在の自分のレベルでは難しい資格の場合、迷わずスクールなどに「習い」に通います。シスアドもそうでした。身銭を切ると、それだけで多少覚悟が決まると思うんです。
その点でいけば、育児中は、より家での勉強には集中できないわけですから、やはり外で脳を切り替えることが大切だと思いました。

そうは言っても、小さい子どもと、子守担当の家族を置いて出てくるので、あまり切り替えすぎても罪悪感を覚えます(笑)
その罪悪感も、こうまでして勉強してるんだから!とモチベーションをあげるスパイスになったかもしれません。これは、独身時代の勉強にはなかった点ですよね。
詳しくはサイトでも書いてますが、自分だけでは無理で、家族の協力が絶対に必要です。そういう意味では、感謝と信頼ありきですね。

ガイド:
うーん。今のお答えだけでも、育児中の勉強についての「葛藤」がにじみ出ているような気がしますが、ズバリ、出産後まもないタイミング(育休中)に資格を目指す苦労、あるいは利点とは?

霜丘さん:
苦労といえば、なんと言っても搾乳ですね。母乳って、飲むリズムに合わせて作られるんですよね。でも、研修に出かけるとタイムラグが発生しますから、リズムがめちゃくちゃになってしまって。おっぱいはかなり酷使しました。乳腺炎など、トラブルも多かったです。

ガイド:
ああ。私自身も経験者ですからわかります。このあたりはサイトにも非常に詳しく紹介されていらっしゃいますよね。ご主人のご協力も印象的でした。

霜丘さん:
そうですね。私の留守中は彼が中心になって子どもの世話をしてくれたわけですが、飲む側・飲ませる側も苦労したみたいです。
5ヶ月以降、哺乳瓶を受け付けなくなって……。仕方ないからスプーンにしたり、量が飲めず腹持ちが悪いので、かなり早くから離乳食を食べさせていたようです。

ガイド:
妻として、母としては、先ほどおっしゃっていた「罪悪感」のようなものを抱く瞬間ですよね?霜丘さんご自身もご家族もキツイ時期だったのではないかと想像するのですが……。

霜丘さん:
乗り切るコツというか、家庭円満のコツは、うちの場合旦那さんにも「自由時間」をつくってあげていたことかもしれません。
普段は仕事、休みの日は一人で子守だと、いくらのんきな人でも煮詰まりますよね。彼が私の「自由時間」に協力してくれる分、こちらもそれに気を配るというのは大切だと思うんです。

もちろん、二人とも欲しい「自由時間」が重なってしまうときもありますから、その時は、実家にも応援を頼んでました。実家は電車で50分くらいのところなんですけど、早朝から大荷物をもって、子どもを抱っこして往復してましたね。


 >>様々な苦労を越えて「育休中の資格取得」に成功した最大の理由とは?霜丘さんへのインタビューはまだまだ続きます次ページをどうぞ!
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