北海道フードマイスター認定制度とは?
北海道フードマイスター認定制度とは、北海道で収穫・生産される食材についての正しい知識を身につけ、自らの食生活に生かしつつ、健康や食文化に至るまで理解を深め、「北海道の食材」を広く伝えていただく為の検定試験。(公式サイトより)出題範囲は、栄養士や調理師志望者、飲食業者などの受検を想定し、北海道の農業、水産業、畜産業の歴史や現状から北海道の食材や栄養素の知識まで幅広いジャンルを網羅したものになっています。
ところが実際の受検希望者の半分が「知識試し」をしたいという一般市民。第1回試験用の対策セミナーは、あっという間に定員いっぱいになったというから驚き。
気になる「資格取得」後の特典は下記のとおりです。
・検定合格者には、「北海道フードマイスター」合格証と、携帯用の認定カードを発行
・ホテル、スーパー等、マイスター資格者を優先的に雇用する求人先の情報提供を行なう(希望者)
・札幌商工会議所が開催する各種イベントにおいて講師等として活動いただける方を登録(希望者)
・開業希望者には資金・経営に関する相談をはじめ、各種の支援制度で開業をバックアップ(希望者)
もちろん、取得者全員が資格を「仕事に活かせる」とは限りませんが、上記で紹介したように、受検者の半数は、もともと「仕事に活かす」ことを重視していない層だと考えると、北海道のホテルやスーパー、飲食店などでの仕事を希望している人や開業を希望している人にとっては、それだけチャンスが巡ってきやすいとも言えるでしょう。
第1回試験は2005年12月4日、第2回試験は2005年3月19日を予定。前述のとおり、第1回試験の対策セミナーは既に応募を締め切っていますが、受講していなくても、検定試験の受検は可能(申込締切11月15日)。第2回の対策セミナーは、まだ受講可能です。興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
札幌商工会議所:北海道フードマイスター認定制度のご案内
※2005.11.9追記
ガイドも注目している北海道フードマイスター認定制度ですが、第1回試験を目前にして、札幌商工会議所が発行した検定公式テキストに多数の誤りがあることが発覚したそうです。その数、なんと50ヶ所以上とか・・・同商工会議所では、既にテキストを購入した2000名の内1900名に正誤表の送付、修正済テキストの無償配布(希望者)、残る100名には書店やインターネットでの周知を予定しているそうなので、該当される方は必ずチェックしてみてください。
スタート前に、とんだミソがついてしまった形で残念ですね。「求人先の情報提供」など、注目の「特典」に関しては、ぜひぬかりのないようにお願いしたいものです・・・(苦笑)
※2006年以降も、松本、姫路、長崎、鹿児島、奈良など様々な地域で「ご当地検定」スタートを予定しています。
商工会議所など、企業団体が中心となって行なっている「ご当地検定」は地元の活性化を目的としているものが多いため、今後も北海道でのケースのように「仕事に活かせる」ような特典を用意する検定が出てくる可能性は大。お目当ての地域の検定はすかさずチェックしておくのがお薦めです!
■参考リンク
All About[地方で働く]
地方で働きたい人必見のUターン転職・Iターン転職情報サイト。それぞれの地域の求人事情などの情報も豊富です。