eラーニングに向くもの・向かないもの
もともとIT分野のトレーニングに力を発揮してきたeラーニングですからIT系に強いのはもちろんですが、他にもビジネス関連資格やスキル、語学に至るまで、基本的に「通信教育」で学べる資格、スキルのほとんどは「eラーニングでも学べる」と行って過言ではありません。とは言え、その性質上、eラーニングに向くもの、向かないものがあるのも確か。効率良くスキルアップするには、eラーニングの「適性」を十分に理解しておくことが必要です。
●eラーニングに向くもの
一般的に知識やルールを中心とした学習には、効果を発揮します。
・IT関連資格、スキル
・ビジネスで必要な法律や経営などの知識
・業界、商品、会社などの知識
●条件付きで「向く」もの
以下のような資格、スキルの学習には基本的に向きませんが、PC環境の整備や、eラーニング以外の学習方法との組み合わせによって十分可能となります。
・語学資格検定、スキル
(会話はブロードバンド環境が整っていないとダメだが、文法や単語などの学習やヒアリングなどには十分対応できる)
・コーチング、マーケティングなど実技やディスカッションの過程などを大切にするもの
(理論の部分をeラーニングで学び、別途通学で実習をする必要あり)
・学習対象となる知識が膨大なもの
(ピンポイントで職場で役立つ法律知識を学ぶ程度なら良いが、司法試験のように扱う領域が多岐に渡るようなものは、テキストと並列で学んだほうが効果的)
●eラーニングに向かないもの
基本的に「実技がメイン」のものや情緒に働きかけなければいけないようなものは向きません。例えば、営業センスや感じの良いマナーの習得といったようなものが、これに当たります。
eラーニング・チェックリスト
以上を踏まえて、「良いeラーニング」を選ぶためのチェックリストをご紹介しておきましょう。◆eラーニング・チェックリスト◆
教材・コンテンツ | □学びたい内容が学べるカリキュラムか □PC上で見やすい構成になっているか(文量や表・図の使い方など) □アクセスしやすいか(すぐに表示されるか、携帯でのアクセスも可能かなど) □自分のPC環境にマッチしているか(ライブ授業ならADSL相当以上の回線が必要) □事前に教材のイメージを掴むためのツールがあるか(サンプル、デモページなど) |
学習サポート | □FAQは充実しているか(疑問をその場で解決しやすいか) □質疑応答のためのツールが充実しているか(メール、掲示板、フリーダイヤルなど) □学習スケジュール管理のためのツールがあるか(スケジュールページや管理メール送信など) □スキルチェックをするためのツールがあるか(ミニテスト、チェックシートなど) □他の受講者とのコミュニケーションの場があるか(メーリングリスト、掲示板など) □必要があれば、通学講座受講も可能か □十分な受講期間(在籍期間)があるか、延長も可能か □クーリングオフ制度はあるか |
セキュリティ | □SSL機能などセキュリティに配慮したシステムを使用しているか □明確なプライバシーポリシーを公表しているか □プライバシーマークやセキュリティマークがあるか |
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・富士通ラーニングメディア:インターネットサービスコース一覧
TOP>インターネットサービスコース一覧
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・e‐MANABI
IT系資格試験対策講座からから語学系まで多種多様なコースが魅力。デモで実際の学習ページのイメージを確認することができる。ディスカッションのための掲示板などもあり。
・WIDE University
インターネット基盤上での新しい高等教育のあり方を研究するため実験的にたち上げられた新しい形の教育サイト。eラーニングで学べる大学・大学院も増えてきたが、ここは特定の大学のサイトではなく、様々なジャンルの専門家の講義を受講することができて、無料。
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