この大会は、「韓国語スキット部門」、「日本語エッセイ部門」、「韓国語スピーチ部門」の3部門に分かれています。早速、部門別にリポートしていきたいと思います!
初々しいダンスと共に~「韓国語スキット部門」
どんな「オチ」が繰り広げられるかが楽しみな「韓国語スキット部門」 |
スキットの中身は「体操着、着替えた?」、「今日の体育の授業、どこでするの?」、「今日、何やるの?」、「ええっ、ダンス!?」と、高校生らしい内容。各組、それぞれが用意した体操着を着、音楽に合わせてダンスをする場面があるのですが、その体操着や音楽のチョイスも見物でした。K-POPのダンスミュージックがほとんどでしたが、中にはトロットを掛け、踊り、中年者の笑いを誘う組も。
道着を着て、テコンドーを披露する高校生も! |
「○○한테 물어봐야 되는데(○○ハンテ ムロバヤ デヌンデ/○○に聞かなくちゃ)」、「화장실 좀……(ファジャンシル ジョム/ちょっとトイレ)」、「수업 끝나네. 바이바이.(スオプ クンナネ バイバイ/授業が終わるね。バイバイ)」と逃げてしまったり、会場の観客を見ながら「많은 사람 앞에서는……(マヌン サラム アッペソヌン/たくさんの人の前では……)」とごまかすと、相手方に「모두 호박이라고 생각해요(モドゥ ホバギラゴ センガッケヨ/みんなカボチャだと思って)」と切り替えされたり。中には実際テコンドーの道着を来て、テコンドーを披露してくれた高校生もいました。
発表が終わると、審査員の先生方から「집이 어디예요?(チビ オディエヨ/家はどこですか?)」、「한국어 선생님은 어떤 선생님이에요?(ハングゴ ソンセンニムン オットン ソンセンニミエヨ/韓国語の先生はどんな先生ですか?)」など、韓国語での簡単な質問を受けます。その質問の内容は知らされているのですが、その中からどんな質問をされるのかは分かりませんし、話が思いもよらないところに発展する可能性もなきにしもあらず。……そうです、「スキットだけ丸暗記して出場」というのはなかなかできないことになっているのですね。しかし、どの高校生も韓国語の会話が上手。見事に受け答えをしていて、感心しました。
最優秀賞に輝いたのは、長崎県立対馬高等学校1年の緒方美里さんと高田千晶さんペア。そのテンポ良い会話展開は群を抜いていました! 優勝者インタビューは後ほど掲載いたします。
次ページでは、「日本語エッセイ部門」をお届けします。柔道の道着を来て、バラードを歌う高校生にびっくり!