「~의」の代表的使い方
「私の携帯」。「誰それのもの」と所有物を表すときに、堂々と使えるのが「~의」です |
・저의 컴퓨터(チョエ コンピュートー/私のパソコン)
※「저의」は、短くして「제」で用いられることが多いです→제 컴퓨터
・나의 친구(ナエ チング/私の友達)
※「나」は「저(私)」の友達言葉(반말)です
※「나의」は、短くして「내」で用いられることが多いです내 친구
・친구의 휴대폰(チングエ ヒュデポン/友達の携帯電話)
・어머니의 가방(オモニエ カバン/お母さんのかばん)
・선생님의 책(ソンセンニメ チェッ/先生の本)
・회사의 자동차(フェサエ チャドンチャ/会社の自動車)
いかがでしょう? これらの共通点が分かりますか? すべて「誰それのもの」という所有を表す文章ですね。韓国語の所有の「~의」は、基本的にこのような文章のときに使われることになっています。
ううん。「~の」って、それ以外にもたくさん使うところがある! 「冷麺の味」、「隣の家のおばさん」は、「냉면의 맛」、「옆의 집의 아줌마」で良いのではないの? う~ん、どうなんでしょう。
「~의」の日本語と違う点。ココに注意!
「冷麺の味」の韓国語は……? |
・냉면의 맛
・옆의 집의 아줌마
は、韓国語らしくすると実は以下のようになります。
・냉면 맛(ネンミョン マッ/冷麺の味)
・옆 집 아줌마(ヨプ チプ アジュンマ/隣の家のおばさん)
「의」を付けた文章でも通じることは通じるのですが、スマートでないのです。「あ、外国語話者の韓国語だな」というのがこういうところで一発で分かるのですよ(笑)! 先ほども申し上げたように、「~의」を堂々と使えるのは、「誰それのもの」という所有物を表す場合のとき。それ以外は、付けない方がすっきりスマートなのです。いくつか練習をしてみましょう。以下の日本語を韓国語にしてみてください。
【問題】
・引き出しの中にあります
・私の(私たちの)会社の人です
・病院の脇の道を行ってください
【答え】
・서랍 안에 있어요.(ソラプ アネ イッソヨ)
・우리 회사 사람이에요.(ウリ フェサ サラミエヨ)
・병원 옆 길을 가 주세요.(ピョンウォン ヨプ キルル カジュセヨ)
いかがですか? 日本語の「~の」がことごとく消えていますね。この方が韓国語としてすっきりスマート! なのですよ。
それでは最後に、私が目にした日本語話者の悲しきへんてこりんな応答をご紹介いたします! 「鹿児島 オディエヨ?」のここでの意味は!?