「どちら様ですか?」 名詞につく敬語の例文を見てみよう
「誰ですか?」でなく、「どちら様ですか?」と言いたいですね
1.「중국 사람이에요?」 ⇒ 중국 사람이다 ⇒ 중국 사람이시다 ⇒ 「?」(答えのページに飛ぶことができます)
2.「부장님입니까?」 ⇒ 부장님이다 ⇒ ?(敬語の「시」を付けて) ⇒ 「?」
3.「누구예요?」 ⇒ 누구다(パッチムのない単語は、「이」が省略されることがほとんどです)⇒ 누구시다 ⇒ 「?」
4.「용준 씨 어머니입니다」 ⇒ 용준 씨 어머니다 ⇒ ?(敬語の「시」を付けて) ⇒ 「?」
韓国語の敬語について、忘れてはならないポイントが一つ。韓国では身内の人(両親、会社の上司など)でも、年上であったり、敬意を表す必要がある人のことを対外的に話すときは、必ず敬語を用います。どういうことかというと、以下の例文を見てください。
【例】~電話口でお客さんに対して
× 사장님은 없습니다(サジャンニムン オプスムニダ/社長はおりません)
○ 사장님은 안 계십니다(サジャンニムン アンゲシムニダ/社長はいらっしゃいません)
このような電話応対のシチュエーションで、自社の社長に対し敬語を遣わなかったら「社員の教育がなっていない会社」というレッテルを貼られてしまうでしょう。儒教精神が根底にある韓国ならではの考え方ですね。日本ではいくら社長であっても自社の人間のことは対外的には敬語を使いません。まったくもって、正反対ですね。
それでは、次のページでは、「おきれいでいらっしゃいますね」、「韓国に行かれますか?」のように、「きれいだ」「行く」などの形容詞・動詞に付く尊敬の「-(으)시-」について見てみたいと思います!