韓国語/検定試験・スピーチ大会

第6回 話してみよう韓国語 東京大会(4ページ目)

韓国語学習者の甲子園! 「話してみよう韓国語 東京大会」が開催されました。奇想天外な演出、熱のこもった表現力に聴衆は唸り、そして笑いました。当日の様子をお届けします!

幡野 泉

執筆者:幡野 泉

韓国語ガイド

キム・サムスンもびっくり! 「一般の部 映像表現部門」

 ヨン様のテレビ
ドラマ『私の名前はキム・サムスン』を観ながら、アフレコに挑戦!
「映像表現部門って何?」 とお思いでしょうか。これはいわゆる「アフレコ」。そう、ある映画やドラマの一場面を観て、その場面に合った台詞を自分なりに考える、というものです。例えば、実際のドラマでは主人公が「사랑해요(サランヘヨ/愛しています)!」 と言っている場面だけれど、そこを「배 고파요(ペゴパヨ/お腹すきました)!」と、セリフを変えて言ってみたり、といったことですね。

今回の指定映像は、ドラマ『私の名前はキム・サムスン』 の一場面です。逃げる主人公キム・サムスン。しかし、ヒョン・ジノンに追いつかれ、タクシーに同乗されてしまう! といった場面。いろんな設定が飛び出しそうですね。

 映像表現部門発表者
映像を見ながら、アフレコに挑戦!
その場面を「探偵の心得」という題名で、「見つかりそうになったらひたすら逃げろ!」と訓示したり、突然現れた弟に財産のことで追いかけられる女性、という設定になったり……。映像に合わせ、独創的な台本を作り、そして発音やイントネーションにも気をつける……と、これには想像以上に大変なことだと思いました。

 映像表現部門優勝者
リアルな釜山方言に、会場が騒然!
優勝者は、こちらも大学生の方! ソウルの標準語と釜山の方言の掛け合いに、会場は大爆笑! その釜山方言のリアルさといったら……。こんなやりとりも楽しめるのが韓国語の魅力の一つでもありますね。優勝賞品は、なんと済州島旅行2泊3日。頑張ったご褒美ですね。楽しんできてください!

いかがでしたか? 「第6回 話してみよう韓国語 東京大会」。会場の熱気が伝わりましたでしょうか。最後に審査委員長の伊藤英人先生(東京外国語大学 大学院 准教授)が、「これだけの幅広い年齢層の方が、これほどレベルの高い韓国語を操る、ということにとても驚いている。私が朝鮮語の勉強を始めた1970年代には、こんな時代が来るなんて考えられなかった」 とおっしゃっていましたが、私も本当にそう思います。

 全体写真
最後に審査員、参加者で全体写真!
「話してみよう韓国語大会」 は、毎年、全国いろんなところで開かれています。百聞は一見にしかず。是非足を運んでみてください。いえ、「韓国語を話したい」という思いがある方は、是非応募をしてみて下さい。皆さんの韓国語をワンランク、アップさせるために、自分を違う世界に連れて行くために、皆さんも楽しく、「話してみよう! 韓国語を」。

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