ハングルを読むのは簡単?
しかし、そのハングル文字はアルファベットを読む感覚で読めるんですよ。今回はハングル文字の仕組みと読み方を勉強してみましょう。
ハングルは子音と母音の組み合わせを覚えるだけ。簡単!
ハングルを編み出したヒーロー、世宗大王 |
さて、「ㄱ」というハングル文字の子音があります。これは「k」の音になります。「ㅏ」というハングル文字の母音があります。これは「a」の音になります。まず最初に子音「ㄱ」がきて、次に母音「ㅏ」がきます。「ㄱ(k)」 + 「ㅏ(a)」 = 「가(ka)」。よって「가」は、「カ」と読みます。簡単でしょう? さあ、楽しくなってきました。もう一文字読んでみましょう。
まず最初に子音「ㅅ (←これは「s」の音です)」がきて、次に母音「ㅜ (←これは「u」の音です)」がきます。「ㅅ(s)」 + 「ㅜ(u)」 = 「수(su)」。よって「수」は「ス」と読みます。
そして、先ほどの「가」と「수」を組み合わせると、「가수(カス)」となります。カス、カス……カシュ……。そう、歌手のことを韓国語で「가수」といいます。韓国語の単語は日本語と同じく、70%が漢字からきています。ハングルで表記されているので「訳が分からない」という印象を与えてしまいますが、実は「가수=歌手」のように、日本人にすぐ分かる単語が多いのです。
母音と子音の位置はこのように決まる!
母音の位置にも規則性があります。母音が子音の右横に来るか(例:「가」)、下に来るか(例:「수」)は、母音の長い棒の向きによって決まります。「ㅏ」のように、母音に「縦に長い棒」が入っているときは、「ㄱ」+「ㅏ」=「가」と、母音は子音の横にきます。「ㅜ」のように、母音に「横に長い棒」が入っているときは、「ㅅ」+「ㅜ」=「수」と、母音は子音の下にきます。
ここまで分かれば、あとはいろんなハングルを読んでみるだけ! 楽しい世界が待っていますよ。次回は10の母音と14の子音をご紹介します。どんどん覚えていきましょう。
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