留学業者と上手く付き合うためのポイント
本橋さんの運営するホームページには「人生の分岐点となる留学だから、後悔のない留学を勧めたい」とある。 |
本橋さん:確かにそうですね。留学カウンセラーとのトラブルを防止するためのポイントもご紹介します。
カウンセラーの話の内容をメモにとる
メモをとることで、お互いの「言った、言わない」の話の食い違いを最小限にすることが可能となります。つまり、消費者側、カウンセラー側の双方にとって良いことなのです。また、面白い現象をひとつご紹介しましょう。メモをとることに関して、良いカウンセラーと悪いカウンセラーの反応が違うんです。良いカウンセラーは、自分の話した内容を忘れないようにメモしてくれていると考え「安心」します。一方、悪いカウンセラーは、メモをとられてしまうと、後で揉め事を起こしたくないので、安易で、いい加減なことは話せないと考え「警戒」します。もし、メモをとるとき、カウンセラーが露骨に嫌な反応を示したら注意したほうが良いでしょう。いずれにしても、メモをとる行為はプラスに作用します。カウンセラーが、大切なことすべてを話してくれると妄信しないこと
一般的にカウンセラーは、一人で何人もの生徒を担当するものです。そのため、他の留学生に話したことを、こちらでも話したと勘違いするケースもあります。また、「これくらいは知っているだろう」ということで説明を省いてしまうこともあります。留学生にとっては初めて知ることも、毎日の業務をこなしているうちに、留学生も、つい理解しているものと錯覚してしまうことがあります。
海外では、「自分の身は自分で守る」が鉄則です。留学カウンセラーばかりに頼らずに、自分でもいろいろ情報を調べる姿勢が大切です。カウンセラーの説明不足は自分でカバーするくらいの心構えがあってちょうど良いのではないでしょうか。
ガイド:お互いが相手から話してくれると期待し合っていると、お互いの認識の違い・ズレから大事な情報が抜け落ちてしまうこともあるかもしれません。留学を目指す人は積極的に質問をしましょう。
本橋さん、ありがとうございました。