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失敗しない留学エージェントの選び方(2ページ目)

前回記事「留学会社を利用するメリット・デメリット」の後編。留学エージェントを選ぶ上での注意事項やチェックポイントをご紹介します。

河東 英宜

執筆者:河東 英宜

留学ガイド

悪徳・悪質な留学エージェントのトラブル実例

失敗しない留学エージェントの選び方
本橋さんは大手海外語学学校チェーンに在籍していた経験から、留学エージェントの良し悪しにも詳しい。
本橋さん:たとえば、倒産したゲートウェイ21の場合、留学時期が1年先、2年先にもかかわらず、カウンセラーはかなり執拗に申し込みを急かしていたようです。実際、私のもとに相談に来た人のケースでは、「申込をしないといけないような、半強制的に近い雰囲気で、申し込みを迫られた」という人もいました。

また、カウンセリング時にニュージーランドへの留学希望を話したものの、カウンセラーからは、なぜかオーストラリアを勧められ、一方的に押しつけられたなど、かなり無理のある強引なカウンセリングをしていた、という報告も寄せられています。

留学カウンセラーの対応に違和感を感じたときは要注意

ガイド:明確な理由があればいいのですが、無理に希望国以外の国を薦められても困りますね。
本橋さん:以前に倒産した仙台の会社などでは、担当者へ何か不安な面を質問すると「逆切れ」され、どなり口調となり、質問するのも怖かったとのことです。ろくに質問もできる雰囲気ではなかったなどの報告も受けています。
その会社にとって都合の悪いことは話したくないので、質問させないような雰囲気を醸し出したり、はぐらかす傾向があるようです。

消費者側としては、会社の経営状態は見えないまでも、担当カウンセラーの対応に違和感を感じたり、首をかしげたくなるような振る舞いをしている会社は要注意だと判断すべきです。また、仮にその会社が存続していたとしても、申し込み後も対応面でたいへん不愉快な思いをし続けることになります。

そうなると、留学に関する不安からくるストレスばかりでなく、その留学エージェントとの付き合いによって生じるストレスで悩むことになります。実際これまでも、この手の相談はわりと多く受けています。相談者の中には、キャンセル料を支払ってまでも他のエージェントへ変更した方もいるほどです。ですので、はじめからそのような会社とは付き合わないほうが無難です。


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