交通事故の死者の数こそここ数年横ばいとはいえ、違法駐車については、これに関連する110番通報がここ10年で2倍近くに増えるなど深刻な問題になっています。これに対して、全国の駐車取締りの件数は1991年の312万件をピークに年々減少しており、昨年は167万件まで減ってしまいました。
決して警察が怠慢なのではなく、より凶悪な犯罪に警察官を振り向けなければならないため、軽微な犯罪の取り締まりが手薄になっているのだと思います。こういった事態に対応するために、来年度より駐車禁止の取り締まりを民間委託することになりました。そして、民間で取り締まるための資格がこの「駐車監視員」なのです。
駐車監視員とは、駐車取締を取り締まることのできる資格
駐車違反取締業務が民間に委託され、駐車監視員の資格を持つ人が駐車取締を行うことが出来ます |
各都道府県の警察で2日間(14時間)の講習を受けた上、試験を受けてこれに合格しなければなりません。費用は約2万円程度かかります。
この記事を書いている2005年9月時点ですでに1万人程度の合格者が居ます。まだ募集はあると思いますが全国であと数千人程度だと思われますので、本気でなりたい人は急いだ方がよいと思います。講習は毎月行われているわけではありません。地方によって事情は異なると思われますが、東京の場合は、来年度まではあと2回、2000名程度の募集があるようです。