10月 神無月本格的に「秋の資格ラッシュ期」に突入!
「国家試験ラッシュ期」がようやく収束に向かい始めるとともに、「秋の資格ラッシュ期」がいよいよ本格化し始める10月。1年を通して資格業界が最も盛り上がる時期と言っても過言ではありません。10月に実施される主な国家試験としては、「公害防止管理者試験」「総合旅行業務取扱管理者試験」「通関士試験」「宅地建物取引主任者試験(宅建)」「情報処理技術者試験」など、中堅どころが揃い踏みといった印象。数年前までは「行政書士試験」も10月実施でしたが、2006年試験より11月に移され、多少は混雑が解消されたことになります。
民間資格については、いちいち挙げていくと本当にキリがない状態になっていますが、とりあえず主要なものでいくと「インテリアコーディネーター資格試験」「日本語教育能力検定」「実用英語技能検定(英検)」「日本漢字能力検定(漢検)」「銀行業務検定」「ビジネス・キャリア検定」などが挙げられるでしょうか。結果的に顔ぶれとしては、「夏の資格ラッシュ期」である5月~7月実施の資格試験とほぼ同じラインナップとなります。
11月 霜月「秋の資格ラッシュ」はまだまだ終わらない!
10月に引き続き「秋の資格ラッシュ期」真っ直中、民間資格の試験が毎週のように大量に実施される11月。主なものを挙げてみますと、「CFP資格審査試験」「国連英検」「色彩検定」「法学検定」「工業英検」「CG検定」「簿記検定」などなど。やはり、「夏の資格ラッシュ期」と同じようなラインナップになりますね。一方、国家資格としては、前述のとおり「行政書士試験」が2006年より11月実施となったのに加え、「マンション管理士試験」などの建築・不動産系の試験がちょこちょこと実施されたりしています。そういえば昨今話題の「ご当地検定」も、この時期の実施が多いような……。「江戸文化歴史検定」「東京シティガイド検定」「金沢検定」「境港妖怪検定」とかね。
12月 師走今年も1年お疲れさまでした
資格業界も冬眠状態なの |
ただちょっと特殊なところでは、「アクチュアリー第1次試験」が毎年クリスマス近辺に数日間にわたって実施されるというのがこの時期の風物詩となっており、これはかなりのレアケースであるといえます。なんであえてこの時期なんだろう? 面白いけど(笑)。
あとがき
以上、いかがだったでしょうか。ざっくりと資格業界の年間トレンドをご説明してまいりましたが、皆様の「1年の計」策定の際のご参考になれば幸いです。個々の細かいスケジュールについては、月イチ恒例コーナー「資格カレンダー」にて随時情報をUPしていきたいと思いますので、ぜひこちらもこまめにチェックしてくださいね。なお、今回の記事の内容は、拙書『シカクロード!!!』の内容の一部を大幅に加筆修正して仕上げたものですが、当時(2005年)とはまたちょっとトレンドが微妙に変わってきているんですよねー。10年後くらいにはまた今と全然違う状況になってて、そのときにはこの記事の内容は全く役に立たなくなっているかも(笑)。ということで今回は、このへんで!
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