資格・検定/資格アーカイブ

こんな検定待ってた!「きもの」と「薬」(2ページ目)

続々登場する新資格をご紹介していく「資格ニューカマーズ!」コーナー、第3回。今回は、日本の文化が凝縮された「きもの」と、なんだかんだで現代人にはなくてはならない「薬」に関する検定をご紹介。

鈴木 秀明

執筆者:鈴木 秀明

資格ガイド

薬学検定自分の身体は、やっぱり自分で守りたい!

薬学検定公式サイト
こういう検定試験がほしかった!?
薬学検定は、NPO法人日本セルフケア支援薬剤師センターが実施する検定試験です。この試験、実は今年の6月に既に最初の試験が行われているのですが、この第1回試験は団体受験のみの実施ということになっていましたので、個人受験は次回11月の試験から可能となります。

【試験情報】
  • 受験資格 特になし

  • 受験料 4級…4,800円 3級…5,800円 2級…6,800円 1級…7,800円

  • 試験日程 6月、11月(第2回試験は11月26日)

  • 受験申込 試験日の3ヶ月~1ヶ月半前頃(第2回試験は10月15日まで)

  • 合格基準 正答率80%以上


試験内容としては、
  • A分野 大衆薬や保険機能食品などの有効成分の効能や使用上の注意

  • B分野 薬学を主とした医療用語

  • C分野 疾患の概略・予防知識など、薬学の周辺分野に関わること

  • D分野 臨床の現場で使用される医療用医薬品の効能や使用上の注意

  • E分野 食品と薬の飲み合わせ、薬同士の相互作用、臨床検査値の意味

の5つの分野に分かれており、4級試験ではA・B分野、3級試験ではA~C分野、2級試験ではA~D分野、そして1級試験ではA~E全ての分野から出題されることとなります(詳しくはこちらをご参照ください)。

以上のように、段階的に試験ランクが設定されていますので、「医療とか薬のこと勉強してみたいけど、いきなり「薬剤師」とか目指すっていうのはちょっと敷居が高いしなあ……」とお悩みのかたがたには、まさにうってつけの検定試験ではないでしょうか。「ちょっと勉強してみたいんだけど……」というかたはお気軽に4級から、「薬剤師試験に臨む前の力試しとして!」というかたは1級を、という感じで、個々人のお好みに合わせて受験する級を選ぶことができるのがいいですよね。

薬学検定試験公式ガイド&問題集
薬学検定の公式問題集
ただ、試験の難易度的には、薬剤師試験ほどではないにしろ、かなり専門的な細かい知識まで問われますので、生半可な知識では太刀打ちできないと思われます。基本となるA分野でも、「以下のうち、熱冷ましの効果を持つ成分はどれか?」「塩酸ブロムヘキシンの効果として正しいものはどれか?」といった、専門的な知識が必要となる問題が出題されるようですし、合格基準は正答率80%以上という、かなり高い水準が要求されていますので、公式問題集などでしっかりと対策しておくことが必要になるでしょう。


それではまた来月も、お楽しみに。


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