高校卒業後、より高い専門性を身に着けようと、大学ではなく専門学校への進学を決める若者が沢山います。専門学校側もその期待にこたえるべく、さまざまな進化を遂げてきました。
医療系・ビジネス系・理容系・スポーツ系など多くの分野で優秀な人材を輩出してきたことが評価されて、専門学校卒業者に対しても大学卒業と同じ資格を付与して大学院への入学を認めることになりそうです。

専修学校教育の在り方を検討している文部科学省の有識者会議では、2005年1月、4年制専門学校の卒業生に「高度専門士」(仮称)の称号を与えることを柱とする中間報告案をまとめました。


例えば、理学療法士のような高度で専門的な職業訓練を4年間受けた者に対しては、その学習内容を評価して、社会的地位を高める狙いもあります。
今後は2年制の専門学校修了者を「専門士」、4年制修了者を「高度専門士」として両者を差別化することになりそうです。

そうなれば、高校卒業時点では専門学校を選択したが、その後、4年間の勉強を通じてさらに自分を高めたいと思った場合、大学院に入ってそれを実現する機会が与えられることになります。
若い頃の一時期の選択でその後の一生が全て決まるのではなく、色んな道を通って自分のやりたいことを探すことも出来る選択枝が広がるわけで、非常に良いことだと思います。
もっとも、大学院への道が広き門になるということは、大学院教育の質そのものの向上も必要になると思われます。

今後は、「学士」とか「高度専門士」より「博士」、「修士」が当たり前になるのかも知れません。
そして、ますます人間の「中身」が重視される世界になると思います。
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