一時期もてはやされたMBAはどこへやら。今や学歴市場の売れ筋は、法科大学院とMOT(技術経営)です。
東京では田町MOT戦争と呼ばれる激戦区があると言われています。 芝浦工業大学と 東京工業大学が、JR田町駅前のキャンパス・イノベーションセンターに入居・激突すると言われているからです。同じビルに入るとは、両者の学生同士が出会うたびに火花が散りそうですが、ある意味切磋琢磨して勉学にも磨きがかかるとも言えます。
芝浦工業大学は、近くにホームキャンパスがあり、地元の地の利があります。対する東京工業大学は、高い知名度を武器に優秀な学生を集める可能性があるのです。他にも現時点でなんと70もの大学などが講座を開設済みか、参入を検討中との事です。
専門職大学院は、確かに日本の学問のレベルを上げるためには必要でしょう。米国並みに、それぞれの道を究めた人材が輩出されるようになれば国家全体のレベルも上がることでしょう。
それは大変望ましい事なのですが、学問に流行り廃りがあるというのも、なんだか馴染まないような気がします。専門職の養成を目指す以上、専門分野に栄枯盛衰があるからには、当然のことなのかも知れませんが。
これからは、学問がより産業との結びつきを強め、より早く変化してゆく時代になってゆくのでしょう。
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日本もようやくMOTに本腰
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