パソコン資格には、大きく分けてベンダー資格と、公的資格の二通りがあります。民間機関が行う資格もあるのでしょうが、ベンダー資格以外にはあまりメジャーなものは無いようです。
しかし、数が結構多いので、取得するときには、どれを取ってよいか迷われる方も多いのではないでしょうか?今回は、そんなパソコン関連資格を分類してみましょう。
【公的資格】
公的資格には、職場でパソコンをどう使いこなすかを認定する資格や、パソコンの整備に関する資格が多いようです。
【パソコン検定(P検)】
1級は、パソコンの利用推進者としてROI(投資対効果)を示すなどの業務がこなせる能力を認定されます。6級はWEB上でも受験可能。かなり幅の広い受験者層を想定しており、学校などにおける団体受験も可能です。パソコンの総合的な能力を証明する上で有益な資格だと思います。
【情報処理活用能力検定(J検)】
1級から3級までありますが、級によって能力の段階というよりも分野が違います。たとえば、1級はシステム開発能力・2級はエンドユーザの支援といった具合です。サラリーマンのようなオフィスユーザには準2級がお奨めです。
【パソコン整備士】
1級から3級まであり、いずれもハード・ソフト両方の知識・実務能力を求められます。「パソコン整備士」という名前が付いていますが、1級はサーバの知識も求められる上に面接まであります。なかなか侮り難い資格です。
パソコンやサーバのメンテナンス要員として企業が派遣する
【パソコン認定試験】
正式名称は「パーソナルコンピュータ利用技術認定試験」といいます。1983年に出来た歴史のある試験で、なんとこれを持っていると大検の受験科目の一部が免除されるくらい信頼のある試験です。1級から3級までありますが、3級がパソコン初心者、1級はいわゆるパワーユーザを想定しています。
これらの中でどれがお勧めかというのは一概には言えません。オフィスユーザの能力を測るのであれば、P検・J検といった一般的な能力検定でよいと思います。パソコン認定試験は、どちらかというと所謂パソコンに強い人の認定を公的に行う色彩が強いように思います。1級を持っている人は、おそらくパソコンを自宅で自作してしまうような人です。ハードにめっぽう強い人はどちらかというとパソコン整備士を目指した方が良いかも知れません。
次回はベンダー資格をご案内します。
【関連サイト】
情報処理関連資格(ベンダー資格以外)
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