今年の社会人一年生が、資格というものに対してどのような意識を持っているか、ユーキャン(株式会社 日本通信教育連盟)が調査したところ、就職後も約90%の人がなんらかの資格を取得したいと考えているなど、新人達の資格に対する意識の高さが明らかになりました。
 調査は、2003年春に社会人になる男女それぞれ150人ずつ、合計300人を対象として行われました。(公務員内定者を除く、大学・大学院・短大卒が対象)

【新社会人はすでに資格持ち】

 新社会人の約60%がすでに何らかの公的資格を所有しているという結果が出ています。その内訳は、英検が108人と一番多く、つづいて漢字検定48人、システムアドミニストレータ38人が続いています。
 これはおそらく、学生でも馴染みの深い英語や漢字といった資格から入った人が居るのと、就職に役立つと思われる資格だからという理由でシスアド等を取得した人が居るからでしょう。さらに、簿記31人、秘書検定27人と続くことを見ても就職に有利と思われる資格を積極的に取得しているのがわかります。4年制大学卒(学士)というのも立派な資格だと思うのですが、もはやそれだけには頼れないということでしょうか。

【資格は就職に役に立つ】

 取得した資格が就職活動において役に立ったと答えた人の割合は、女性で約65%、男性で約50%。女性の方が資格を就職にうまく役立てているのが判ります。これは秘書検定のような実務的な資格を女性がうまく取得して、そのまま就職後もそれを自分の専門分野として役立てているからだと思われます。
 一方の男性は、いわゆる総合職のような立場で就職に臨むため、資格がそのまま企業の求める人物像に直結しないのはうなずけます。その点、英検などは一般的なビジネススキルを証明しているという意味で、企業人としてのやる気をアピールすることは出来ると思います。その他の実務的な資格も同様です。


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