中国人は褒め上手!
中国人女性を褒める時にはご用心!
初心者で発音もアヤシイけれど思い切って中国語を喋ってみただけなのに…ちょっとした中国語単語を口にしてみただけなのに…。
「あなたの中国語は本当に上手ね!」「どこで中国語を勉強したの?なぜそんなに中国語が上手なの?」などなど、すごくほめてくれる。
あんまりほめてもらえるので嬉しくなって、「もっと中国語喋っちゃおう♪」とヤル気が出たり、「もしかしてワタシ、中国語の才能、あるのかも?」とソノ気になったり…そんな経験、身に覚えありませんか?
中国人は本当にほめ上手です。中国人にとって「ほめること」はコミュニケーションの大切な潤滑油なのです。
<目次>
自分の身内も堂々と褒める!謙譲の美徳なんてナンセンス
職場の同僚や友人同士など仲間内でも、お互いにほめあうのが中国流なのです。
友人同士で親しくなればなるほど、相手の美点を改めて口にしてほめるのは何となく恥ずかしいと思い、逆にほめられれば照れ臭くて落ち着かない気分になってしまいます。
自分の家族のことを第三者に話す時も同様で、心の中では「僕の奥さんは最高だ!」「ウチの息子は世界一!」と思っていても、口に出す時は「ウチの愚妻が…」「豚児が…」などとへりくだります。
日本に来た中国人がビックリ!することの1つが、この日本的謙譲です。
中国人は自分の身内であっても、第三者に対して堂々とほめます。そして、他人からほめてもらっても謙遜したり照れたりせず、素直に喜びます。
(イヤイヤそんな…という程度の謙遜の言葉を出す人は多いですが)
ですから、中国人と友情を深めたい時は、ほめてもらったら過剰に照れたり謙遜したりせず、素直に喜びましょう。そして、あなたも積極的に相手のことをほめましょう。
ビジネス上のおつきあいにおいても同様です。
あなたの部下が中国人なら厳しく叱るよりもどんどんほめてあげたほうがヤル気を出してくれるでしょう。
交渉相手には「ほめる=相手の面子を立てる」という形で応用してみてください。
ところが、中国の習慣を知らずにやたらにほめるのは危険です。
中国人女性へ外見を重視した褒め言葉は危険!
日本人は一般的にシャイですから、中国人美女を見かけて、いきなりそのご本人に向かって「あなたは美人ですね」と声をかけるツワモノはきっとそんなにはいないでしょう。酔っ払ってでもいれば別かもしれませんが…。けれども、ほめパターンの1つに「ほめたい(親しくなりたい)相手の家族をほめる」というものがあります。シャイな日本人同士でもよく使われる方法ですが、こんな時に「美人」なんて言葉が登場することはありませんか?
気の置けない友人同士で「お前の奥さん、美人で羨ましいなぁ」と言い合ったり、少し固い間柄でも「課長のお嬢様はすごく可愛らしい(お綺麗)ですね」などというほめ方をしたりすることがあります。日本人同士の場合ならばごく和やかなコミュニケーションとして成立するやりとりですね。
けれど、中国人相手にこれをやってはいけません。
ほめたい気持ちは、相手に正しく届けたいですね。
ですから、中国人の家族の外見をほめることは、日本人としては何の下心も他意もなかったとしても、相手に「あなたの家族をセクシャルな視線で見ています」というサインを送ってしまうことになるのです。
相手を不愉快にさせてしまうだけでなく、状況によっては「ウチの妻(娘)に手を出すつもりなのか?」といらぬ誤解やトラブルを招くかもしれません。
顔かたちに限らず、「髪型が素敵」「背が高くてカッコいい」なども同様です。とにかく、外見に関するほめ言葉は危険ですので、十分に注意してください。
中国人相手に、ご家族のことをほめる時は「服装のセンスがいい」「親切で思いやりがある」「素晴らしい営業成績を挙げた」「いつも斬新なアイディアを出す」など、その人の行動やセンスをほめるようにしましょう。
逆に…。
自分の外見上のことをほめてくれる異性の中国人がいたら、その人はあなたに好意を持っていて、恋人になりたいと思っている可能性があります。
また、あなたが中国人に恋してしまったら、外見上の美点をほめるのはアプローチ方法としてアリ!です。
誤解されたくなければ、中国人異性の外見をやたらにほめちゃダメですよ。
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