-選手たちとの交流で印象に残ったエピソードを教えてください。
選手達は高校生ぐらいから自分とほぼ年代が同じでしたので、友人的な立場でいろいろ話が出来て楽しかったです。基本的にみんなコミュニケーションは普通話を使うのですが、地方出身の選手も多かったので方言を教えてもらったり、ネイティブならではの話し方を教えてもらったり、中国語学習者としてとても興味深かったです。
食堂で女子選手が監督に隠れてアイスクリームを食べていたり(胃に良くない!ということで監督にばれると怒られるそうです)男子選手が「間違えて有料テレビが動いてしまった!」というSOSを出したり…そんな選手達の舞台裏を見ることができたのも楽しい経験でした。
それから日本側から選手へのおもてなしとして、着物を着せてあげるサービスがあったのですが、中国人選手たちはみんな喜んで着てくれました。
女子選手はみんな高校生くらいの年齢でしたから、綺麗な着物を着てお互いに写真を撮りあってはしゃいでいて、トップアスリートといえどもやはり年頃の女の子だなぁと微笑ましかったですね。
※少しわかりにくいですが、着物を着ている女子選手の後ろには袴姿の男子選手が並んでいます。
写真といえば、中国人男子選手が日本人女子選手の一団を指して「あの人たちと一緒に写真を撮りたい」というので撮影の仲介をしたのですが、その人たちは実は日本代表の有名な選手だった、ということもありました。
最初声をかけたときには気づかなかったのですが、ユニフォームにJAPANとあってもしかして…と思ってよく見てびっくりしました!
普通なら気軽に声をかけるチャンスなんてないと思うのですが、こういう日本の有名選手にも話しかけることができるというのは、通訳ボランティアの役得ですね。私も記念に日本代表選手の写真を撮らせてもらいました。
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