自然光が奪われたモネの睡蓮
ここで問題になるのが展示する場所です。当時地上階にモネの睡蓮の間を設置していた美術館は、その上階に新しいコレクションを展示する事になり、結果光を差し入れる天井を塞ぐことになってしまいました。以降、自然光で鑑賞するべき睡蓮は人工の光により照らされるという状態が約30年続くことになります。オランジュリーの「スター」、
"Les Nympheas"(レ・ナンフェア/睡蓮)
今回案内してくれたフランス国立美術館プレス担当のセリーヌさん |
当初は3年で完了する予定でしたが、結果的には倍の6年の歳月を経て2006年5月に待望のリニューアルオープンに至ります。
柳がテーマのもう一つの睡蓮の間(c)Jean-Christophe Ballot |
ルソーの「婚礼」も間近で見られる(c)Jean-Christophe Ballot |
<DATA>
■Musée de l'Orangerie
住所:Jardin des
TEL:01 44 77 80 07
アクセス:Concorde(メトロ1、8、12)から徒歩2分
開館時間:9:00~18:00
休館日:火曜、5/1、12/25
入館料:7.5ユーロ、毎月第一日曜日は無料