前方注意、後方確認! 左右も忘れずチェック!
道路を歩くときには、前方やや下かげんに目線がいっているはずです。これでは、前方からの危険に気づくことも遅くなります。まず、自分が進む前方をすべて見渡すように、姿勢をよく、目線を前方はるか遠くまで見るように注意しましょう。もちろん、路地や左右にも視線を巡らせて、自分の前方180度の視界をしっかり把握するようにします。
「悪いことは後ろから来る」
たとえば、「ひったくり」犯罪はほとんどが、後方からの追い抜きざまにバッグを奪っています。道を歩くときはいつも「悪いことは後ろから来る」と意識して、ときおり、自分の後方を振り返って全体を見渡します。つまり、常に自分の周囲360度の安全確認をしながら、歩くように習慣づけましょう。決して「キョロキョロする」のではなく、余裕を持って、さりげなく自然に周囲に警戒の目を巡らすことです。=関連ガイド記事=
・渡る世間に“ひったくり”
接近する車両、人物を警戒せよ!
周囲を見回すと、歩いている人や接近してくる自動車やバイク、自転車などの車両に気がつきます。距離感がはかれて、立ち止まったり、状況によっては、ルートを変えたり、歩く速度を変えるなどの対策がとれるでしょう。人でも車両でも、十分な距離を保つことが肝心です。車やバイク、自転車などの通過には立ち止まって壁と平行になって、バッグを体の前に抱えてガードしたり、乗っている人物をそれとなく観察するといいでしょう。
自動車のナンバープレートをさりげなく見て、どの地域の車両かチェックしたり、語呂合わせをして番号を覚えることも万が一の際に役立ちます。
停まっている車両にも、中に誰がひそんでいるかわかりません。なるべく遠ざかって、人が飛び出してこないか警戒して歩くようにしましょう。
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