ゴミを捨てる人々
空き缶や空きペットボトルなどの飲み物の容器から、雑誌や紙類が雨に濡れ、スーパーやコンビニでもらう手提げ袋なども風に舞ったあげく植栽に被さったままになっていたりします。平気でゴミを捨てる人の気持ちは理解できません。清掃する責任はいずれにあるのか、場所によって違うかもしれませんが、少なくとも自分の建物の前の植え込みは自分の所で、清掃してもらいたいものです。ビルやマンションなら管理人や清掃職員が、建物の敷地以外であるとしても、建物前の植え込み部分はゴミをなくしていただきたい。皆がそうすればゴミもなくなると思えるのですが、実態を見ると難しいようです。
子どもが危ない
しかし、何が置いてあっても誰も気にもしなければ、それが今回の一連の爆発事件のように爆発物であったら? 大人なら触りもしないとしても、子どもがもし触ったら? むき出しのゴミならまだしも、バッグに入っていたり、紙袋に入っていると、気になって中を見てみたくなる…子どもやあるいは大人もいるかもしれません。また、公園というのは日中は子どもが多く集まります。母親たちの鋭い注意の目が安全をキープしていると思いたいですね。不審物のある場所とは?
さらに、不審な荷物のある場所というのは、どんなところがあるでしょうか? たとえば「駅」や「飛行場のカウンター付近」など。たくさんの人が行き交い、荷物を持った人も大勢います。重たい荷物をちょっと置いて、切符を買いに行ったり、何か買い物に行ったりする人もいます。最近では携帯電話が増えたとは言っても、公衆電話を利用する人も多いでしょう。電話をかけている間に足元に置いた荷物を置き忘れる人も多いようです。たいていは紙の手提げ袋であったり、ボストンバッグであったり…と、今回の爆発物の入っていた形状のものと同じです。つまり、日常的な風景の一部でしかない、のです。
電車内の網棚や座席にも、いかにも急いで降りたので忘れてしまった、というような荷物があることがあります。ほとんどはうっかりあわてて置きっぱなしにしてしまったものでしょうが、やはり、それが爆発物ではないとどうして言えるでしょうか?
それから家の前、とくに集合住宅のドアの前にもときおり、荷物が置いてあるのを見かけます。届けに来たのに不在だったとか、留守をするからドアの所に置いておいて、なんて頼むこともあるかもしれません。これも不安です。盗難に遭っても問題はない、ということではなく、爆発物であったらどうする?ということです。なるべく荷物を放置しないようにしましょう。
荷物をうっかり忘れる人も多いけれども、誰かが、故意に意図的に置いたとしたら? もし、そこに放置されていた場合、それが爆発物でない、と誰にわかるでしょうか? 当然、荷物の持ち主が内容をわかっている唯一の人物になりますから、忘れ物をしないようにする、バッグや袋をどこかに置き忘れないようにする、ということは社会人として当たり前のことでしょう。