あかうま・あかいぬ・あかねこ
ミステリーやクライムストーリーがお好きな方はご存じでしょうが、隠語で「赤馬~あかうま」というのは放火のことです。広辞苑にも、「火災の隠語」として掲載されています。ほかにも放火のことを「あかいぬ」「あかねこ」ともいうようですが、「午の日に火事が多い」という点から、「赤馬」が本来の隠語(隠語に本来もなにもないかもしれませんが)ではないか、と考えているのですが、(それともつけた火の大きさによって、うま、いぬ、ねこ、ということでしょうか?)どなたかご存じの方がいらしたら教えていただけるとありがたいです。
午年だから…ということでもないのですが、とくにこの時期、放火に注意していただきたいので、「赤馬を走らすな」つまり「放火させるな」という意味です。
火災の原因の常に上位にある「放火」というのは、火の手があがるまではわからないという恐ろしいもの。燃えやすいものがあれば、いつでも放火される危険性があります。
空気が乾燥して燃えやすい時期ということで、これからもまだまだ注意が必要です。家の周囲に燃えやすいものを放置しないようにする、すなわち「放火されない環境づくり」が大切です。オールアバウトジャパン「地震・自然災害・火事対策」サイトのガイド記事「家庭の防火対策を見直しましょう」をぜひご参考になさってください。
法律ワンポイントチェック
刑法第九章 第108条放火して、現に人が住居に使用し又は現に人がいる建造物、汽車、電車、艦船若しくは鉱坑を焼損した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。
人が現に住んでいる建物や、電車や船などに火をつけて焼いた者は死刑か無期もしくは5年以上の懲役に処されます。
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