防犯/詐欺を防ぐ

ワン切りの着信記録にかけて法外な請求ってホント? 緊急情報!ワン切りトラブル(3ページ目)

ワン切りの着信記録の番号にかけて、法外な請求がくる?そんな噂がちまたに流れています。しかし、正しく使えば何の不安もありません。ユーザーの相談内容と対策をお知らせします。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

一般回線の電話でも、ナンバーディスプレーが増えたので、同様の「着信記録の番号にかけてしまう」といったことが起こっているようですが、すぐに切れば、利用時間最短の最低通話料で済むのです。

実際に「法外な請求がきた」ことと、「まったく利用していないのに」と「実は利用していた」との違いについては個々のケースの事実の問題であり、利用記録を確認する、という作業が必要になるかもしれません。電話会社に依頼すれば、「発信記録」は発行してもらえます(有料)ので、不安な方は電話会社にご相談されてはいかがでしょうか。

しかし、過去1ヶ月程度からで、それ以上過去にさかのぼると確認のしようがないことも考えられ、過去の利用についての請求、ということであれば確認の困難さ、という点がありますが、やはり「利用してもいないものについての請求」については、もちろん「支払い義務」はないわけですから、支払う必要はありません。

そこに「恐ろしい取り立てが」となれば、それはもう警察に相談する事態です。躊躇せず相談しましょう。
携帯電話の利用について、不安な点があれば、ご利用の携帯電話の会社に問い合わせてみることが一番です。ここにきて、そのような相談が急増しているとのことですが、どちらの会社も丁寧に応答してくれて、あなたの不安を解消してくれるでしょう。

自己防衛の手段としては、とにかく「知らない相手、電話番号にはかけないこと」です。本当に先方があなたとの通話を必要としているならば、ちゃんとかけて話をするわけですから、そういった「基本」に戻ることです。

携帯電話は便利なツールですが、逆にこういった「着信記録」に振り回されているような事態は、人が我を見失っている、ような感じがしないでもありません。「必要な電話なら必ずかかってくる」「知らない電話番号にはかけない」という「当たり前のこと」を今一度認識しましょう。

わけのわからないテープ音声ガイダンスに従ってうっかり自己情報を流してしまう、そのうえ、料金加算システムにはまって利用料金を請求されてしまう、などということがないように注意しましょう。見知らぬ電話番号の相手に電話をかけて、いいなりになってプッシュして、料金の請求を受ける…なんてあまりにも危機意識が甘いと言えるでしょう。

「実際に請求があった場合諦めるしかないのでしょうか?」
そんな馬鹿なことはありません。電話会社では、お客様の個人情報(氏名、住所等)を漏らすことはありません。たとえ本人であっても「電話で住所や氏名を言う」ようなことはしていません。

電話会社以外から、請求が仮にきたとしたら、その個人情報がどこから漏れていたか、という点については、やはり個々のケースの問題ですから、「なぜ請求書が、どこからきたのか」という因果関係を調べるには大変な時間や労力がかかることが予想されます。しかし、自分の身に覚えがないのならば、無視することでしょう。
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